中国で海外資本が続々と撤退、「来年は経済がさらに落ち込む」との見方も 華字紙は心配不要論―中国メディア

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2013年09月13日



欧州の華字紙、欧州時報が6日、「中国から外資などの資本が続々と撤退する動きがあるが、政策は安定しており、見通しは明るい」との内容の記事を掲載した。環球網が伝えた主な内容は、以下のようなものだ。

中国当局がこのほど発表したマクロ経済指標は、中国市場の見通しが明るいとのシグナルを発した。しかし海外資本の中国系銀行からの資本引き揚げの流れを止めることはなかった。ゴールドマン・サックスが最近、7年前に購入した中国工商銀行の株式を全て売却し、バンクオブアメリカ・メリルリンチは中国建設銀行株の売却に着手した。

英フィナンシャル・タイムズの報道によれば、国際通貨基金(IMF)はすでに、新興市場を世界経済の原動力とは見なさなくなっており、中国は資本流出の圧力を回避できない。メリルリンチの調査では、ファンドマネジャーの31%が「中国経済は来年、さらに落ち込む」と考えていることも分かった。

中国政府が発表するデータによると、中国の経済成長率は世界トップクラスの水準であり、成長の余地も大きい。ただ、中国をよく知る欧州市場関係者は、中国各地の経済統計が大きく水増しされたものだと考えている。しかし中央の統計は現実的なもので、BRICS諸国で比べれば中国の政策、経済情勢は安定しており、見通しは明るい。

(編集翻訳 恩田有紀)

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