いま、日本では有望な若手写真家たちに新しい動きが生まれています。彼らは独自にZINEや写真集を作ったり、海外のアートフェアに参加したり、ネットワークを駆使して世界に打って出ようとしています。その作品には、ストリートフォトや私写真に特徴づけられる日本写真の伝統と、コンセプトを基盤とする海外写真の影響が柔軟に混じり合った新しい表現の可能性の萌芽が見られます。デジタル技術を生かす一方で、同時に古典的な技法を試みる作家も現れ、誰もが過去を乗り越えるべく、見たことのないクリエーションへの挑戦を繰り返しています。
本展『LUMIX MEETS TOKYO 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS 9』は、LUMIX GMの発売に際し、日本人若手写真家の支援の一環としてパナソニックの協賛によってパリと東京で実現する展覧会です。出品作家のうち、うつゆみこ、濱田祐史、水谷吉法の3名はLUMIX GMを使って新作撮り下ろし作品を発表。赤鹿麻耶、Kosuke、伊丹豪、山本渉、横田大輔、吉田和生の6名は、それぞれの代表作を展示します。2020年の東京、果たしてその頃にはどのような写真が世界を魅了しているでしょうか。写真を通して未来を想像することは、未来を創造することへつながるはずです。
お問い合わせ:03-3740-4560(受付時間11:00-18:00)
mail:event@imaonline.jp