救命士、看護師の挿管:死にますよ
市などによると、2010年2月、同病院に救急搬送された市内の男性患者(当時53歳)に対し、内科医が気管に挿入すべき管を誤って食道に入れた結果、患者が死亡した。内科医は翌11年10月、弘前署によって業務上過失致死容疑で青森地検弘前支部に書類送検され、同支部は不起訴処分とした。
遺族は今夏、市を相手取って弘前簡裁に損害賠償の調停を申し立て、10月に市に4900万円の調停額を支払うよう決定が出されていた。
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医者が挿管ミス・・・
といっても
食道挿管になって死亡した・・・
この医者は業務上過失致死容疑で書類送検・・・
で、市は和解金4900万円を支払った・・・
次は救命士の誤挿管に関して・・・
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心肺蘇生で救命士がミス 食道に管入れる
大津市消防局は30日、救急救命士が心肺停止状態だった80代女性の心肺蘇生を試みた際、酸素を送り込むチューブを気管ではなく食道に入れるミスがあったと発表した。女性は死亡した。消防局は同日付で救命士(35)ら3人を厳重注意などの処分とした。
女性は25日に死亡。消防局は詳しい死因を明らかにしていないが「病死で、ミスとは無関係」と説明。「ミスの再発防止に努めたい」としている。
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同じ誤挿管ですが・・・
こちらは厳重注意・・・
死因は明らかにしないが病死だ、と・・・
ミスとは無関係・・・
医者は業務上過失致死で書類送検+4900万円支払い
救命士は厳重注意で死因は医者でもないのに病死と診断
救命士に挿管させることで救命率向上を期待した・・・
医療行為をやりたくて救命士が法律違反を承知で挿管したりした
その結果法整備が必要となって救命士が挿管できるようになった・・・
この時も救命のために、目の前の命を救うために
必要なことだ・・・
一部医者は反対しましたけどね・・・
命の為と言われれば冷静な議論は出来ません・・・
で、最近の日本からの論文です・・・
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Association of Prehospital Advanced Airway Management With Neurologic Outcome and Survival in Patients With Out-of-Hospital Cardiac Arrest. JAMA. 2013;309(3):257-266.
気管挿管や声門上気道確保器具などの高度気道確保法は長年にわたり標準的手技とみなされてきたが、近年行われた複数の研究では従来式のマスク換気(BVM 換気; bag-valve-mask 換気)と比べて高度気道確保に生存率向上効果があるわけではないことが示されている。
神経学的転帰良好な生存患者の割合は、気管挿管群が1.0%、声門上気道確保器具群が1.1%、
BVM 換気群が2.9%であった。
高度気道確保法のいずれもが(気管内挿管および声門上気道確保器具)、三つの評価項目
のすべて(心停止一ヶ月後の神経学的転帰が良好、病院到着前の自己心拍再開および一ヶ月後生存)について独立した悪化予測因子であることが分かった(いずれもP<0.001
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2013年に発表された論文で、日本での研究結果です・・・
救命士の挿管で患者の予後が良くなったかどうか・・・
結果は惨澹たる結果ですね・・・
気管挿管は従来のバッグ換気に比べて生存率を含む全ての評価項目で
悪い結果だった・・・
要するに気管挿管したほうが悪いんですよ・・・
どうでしょうか・・・???
皆さんはこの様な事実をご存知でしょうか・・・???
それでもなお命の為に救命士に挿管が必要だと思いますか・・・???
救命士が挿管しようとしたら止めるように言いましょう
それが正しい姿です
バッグの換気で十分なんです
というよりその方が予後が良いんです
次に、今後看護師に挿管を認めるかどうかです・・・
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日本麻酔科学会は10月28日、厚生労働省が近く研修制度を創設し、難易度の高い診療の補助行為「特定行為」として「経口・経鼻気管挿管の実施」と「経口・経鼻気管挿管チューブの抜管」を一部の看護師に認める方針であることについて、反対を表明する要望書を厚労省医政局長の原徳壽氏などに提出した
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気管内挿管と抜管に関して麻酔科学会は反対を表明・・・
何か医者が反対すれば既得権益だと言われそうですが
気管内挿管を看護師に認めるなどどう考えてもおかしい
気管内挿管は長期間の、継続した呼吸管理が必要だから
行うのであって、緊急の、超急性期はバッグ換気で問題ないん
ですよ・・・
短時間なんだから・・・
病院での出来事なんだから医者は直ぐに駆けつけるんですよ・・・
何故に、この危険な気管内挿管を業務拡大し
今後も業務拡大しようとするのか・・・
非常に危険です・・・
救命士の気管内挿管も再び禁止し、看護師の挿管も
絶対に認めるべきではない・・・
医療行為は基本的に医者が行うものです・・・
そのための医学部です・・・
医療行為を行いたければ医学部に行けばいいだけです
門戸は開かれています・・・
救命のために患者のためにという錦の御旗はしかし
危険性の検証を全くしないで進めるという危険性を
はらんでいます・・・
こんな危険なことが救急車の中で行われているんですよ
挿管は医者以外にさせるべきでは有りません・・・<`ヘ´>
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2013/11/17(日) 午後 4:55