特定秘密保護法案:「反対」大阪で集会
毎日新聞 2013年11月24日 大阪朝刊
特定秘密保護法案の今国会成立をめざす与党が週明けの衆院本会議採決に動くなか、各地で反対集会が開かれ、「知る権利や表現の自由が奪われる」などと法案反対を訴えた。
大阪市城東区であった集会には約450人が参加。「衆議院通過を阻止するぞ」「知る権利を守るぞ」などと訴えながら、JR京橋駅周辺をデモ行進した。
主催した東アジア青年交流プロジェクトの服部良一代表は「市民の間で危機感が広がっている。本質を突いた修正案で日本維新の会に期待したが、結局はパフォーマンスで裏切られた。これから1週間が山場、諦めずに訴えたい」と話した。
参加した兵庫県西宮市の自営業、影山竜さん(48)は「法案が通れば政府のさじ加減一つで秘密と指定されてしまい、漏えいした人間は処罰されてしまう。私は放射線測定のボランティア活動をしているが、それさえも制限される恐れがあり絶対に反対だ」と話した。【向畑泰司】