11月 24

管理社会の副作用/膨張主義は続く

久しぶりに、司馬遼太郎氏の本を読んだ。タイトルは「歴史の世界から」。
何度読んでも色あせていない。

パラパラと読むと、「なるほど」と思う文に出会った。

織田軍団と武田軍団を比較して、日本の管理社会について書いてあった。
抜粋すると
人間が社会を組み上げてゆく目的は、たがいが飢えないように、というところにあります。社会の目的はそれ以上でもそれ以下でもない。日本的条件で飢えないとすれば、高度の管理社会という方向に向かうしかない。この現実を哲学的に否定することは簡単ですが、しかし否定しても現実があり、現実が進んでいる以上、これをふまえた上でわれわれの社会の今後のつくり方を考えていくしか仕方がない。
われわれにとっておそろしいのは、われわれを飢えしめないためのこの管理社会が、われわれの生命をおびやかす副作用をもっているということです。管理体の意思は膨張しかありません。その思考法は膨張の一点に集約され、それ以外に正義がない。たとえば公害をおこす。平然としておこす。いまの政治は社会のあたらしい現実とくらべて非常におくれており、管理体の副作用に対してきわめて無力で、いまのままではいよいよ無力になってゆくでしょう。
いまの政治は、管理体制に対して、せいぜい調整機能しかもっておらず、その副作用に対して断固としてそれをひっこめさせる「権力」をもっていない。管理社会における政治権力というのはいままでの歴史のなかのそれとはまったくちがうものであるべきです。
たとえば、空港のコントロール・パネルのような機能をもつ権力であるべきです。飛び立ったり、降りてきたりする飛行機群に対してコントロール・タワーはじつに透明な(非人間的な)絶対権力をもっており、ここには人間的な情実などの要素はすこしもない。
これからの、このおそるべき副作用をもつ管理社会をもつ統御する政治は、いままでの農民的な情実調整権力であってはどうにもならないでしょう。かといって人民に害をあたえる権力であってはならない。管理体の膨張本能に対して強力な規制力を持った権力です。
その規制権力のタワーがもっとも非人間的な意味でもっとも透明性に富んだかたちで確保されなければ、このあたらしい方向の社会は人間に対する害毒をはんらんさせて結局は人間をほろぼしてしまうでしょう。むずかしいところにきていると思います。

司馬氏は、昭和44年にこのエッセイを書いた。管理社会の「膨張主義」は、今も変わらぬ副作用として日本社会を蝕んでいる。


11月 22

厚労省は選択による整備を依頼!/約140万人の滋賀県の選択は?

同じ添付資料に、厚労省からの依頼事項があった。
この文書のチェックポイントは2ヶ所。
①人口500万人以上の都道府県については、30床規模の病棟の整備。
②人口500万人未満の都道府県については、従来の病棟規模以外に、各地域の対象者を入院から通院へと円滑に導くために、14床以下の病床からなる病棟の設置の整備。

滋賀県の人口は、約140万人。500万人の1/3以下。少子高齢化の将来を考えると、人口は減る。滋賀県の病棟は多く見積もって1/5以下の5床か6床で、十分であった。
<滋賀県の人口>
http://www.pref.shiga.lg.jp/data/population/renew/#zoukaritu

<総務省(少子高齢化・人口減少社会)>
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc112120.html

依頼事項_02


11月 21

14床以下の病棟でも認めた/8年前に厚労省が出した整備方針

平成17年の依頼文書には、添付資料が数枚ついていた。
添付資料の1枚は、「指定入院医療機関の概要及び整備方針等」。
この文書のチェックポイントは、2ヶ所。
①対象者の社会復帰の促進を図るためには可能な限り各地域で医療が受けられるようにすることが重要。
②新たに14床以下の病棟(小規格病棟:病院の病棟の一部に14床以下の病室から構成される病棟)も認める。

指定入院医療機関の概要及び整備方針等

指定入院医療機関の概要及び整備方針等_02


11月 20

厚労省からの整備依頼文/財政措置の拡充を示唆!当初の目標は700床

平成17年に厚労省から、各都道府県知事宛に「医療観察病棟の整備依頼文」が送られた。
下記は、厚労省の公開請求資料である。
この文書のポイントは、3ヶ所。
①整備目標数は、全国で概ね700床と明記。当初の目標は700床であった。
②整備に係る財政措置を拡充する。
③原則として全ての都道府県において指定入院医療機関を設置するよう依頼する。

各都道府県知事宛依頼文(平成17年)
各都道府県知事宛依頼文(平成17年)_02


11月 17

1人当たり約2,200万円の収入が魅力的に映った?/冷静さを欠いた滋賀県

滋賀県は、「医療観察病棟の建設は、国からの全額補助だから、県の懐は痛まない」と言っていた。
しかし、実際はそうなのか。

精神科医の岡崎伸郎氏著の「精神保健・医療・福祉の根本問題2/2011年発刊」によると
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 医療観察法は基本的に国が実施に責任を持つ制度であるが、国の設置する指定入院病床数はすでに頭打ちなので、足りない部分は都道府県の協力を大幅に得なければならない。ところが国が都道府県を行脚して設置を促しても、まったく進まないのである。経営難の自治体立病院にしてみれば、対象者1人あたり年間約2千2百万円の入院医療費収入(一般医療ならあり得るが日本の精神医療としては破格)というのは、一見、魅力的に映るのだが、それでもなお進まない。国からの財政補助が期待したほどではないこと、一人あたりの医療費が大きいだけに、空床が出ると穴が大きいことなど、冷静に試算すればするほど経営上のリスクが大きいことが判ってきたという事情もある。
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行政が、まともに考えて判断した県は、「一見、魅力的に映る」ものにすぐ飛びつかない。冷静に試算して、判断する。
続いて、岡崎伸郎氏著によると
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そもそも医療観察法病棟設置が行政課題として正面から取り上げられ、議会に諮られたというような自治体がほとんどないのである。地方にとって必要な施設であり、しかも推進すべき「よい制度」であると地方が認識しているならば、多少の困難があっても地方行政や地方議会が優先課題として取り組むはずである。何故そうならないのか。それは、医療観察法が国の失政であることを地方がすでに見切り、国に代わって体を張ってまで支える大義がないと見限っているためではないだろうか。
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国の失政に「残り枠がなくなる」と飛びついた滋賀県は、どのように建設を決めたのか。2人の元病院事業庁長の証言を元に再度振り返ってみよう。


11月 16

歴史に学ぶ / 200年前の「行政改革」

嘉田知事は、「国税」で建設する「医療観察病棟」に飛びついた。 国は、「国民に痛み」を強いる施策を計画中。

歴史を眺めると、200年前に「行政改革」を断行した名君がいた。上杉藩の第9代藩主「上杉鷹山(治憲)」。
東北出身者にとっては、なじみの深い人物である。
鷹山公は、大赤字の藩財政を立て直しするために、自ら倹約に努め、殖産を起こした。

「歴史ヒストリア」では、「上杉鷹山 天災と戦う なせばなる!奇跡の復興物語」のタイトルで鷹山公の改革を簡略して紹介していた。

http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/120.html

数年前、新潟県を舞台にした上杉藩の家老「直江兼続」の生涯が、NHKの大河ドラマで放映された。
その兼続の晩年、上杉藩は、山形県米沢に移された。会津120万石から米沢30万石に減封。そこから、上杉藩の凋落が始まる。

<ウィキペディアから>

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E6%B2%BB%E6%86%B2

上杉家は、18世紀中頃には借財が20万両(現代の通貨に換算して約150億から200億円)に累積する一方、石高が15万石(実高は約30万石)でありながら初代藩主・景勝の意向に縛られ[要出典]会津120万石時代の家臣団6,000人を召し放つことをほぼせず、家臣も上杉家へ仕えることを誇りとして離れず、このため他藩とは比較にならないほど人口に占める家臣の割合が高かった[2]。そのため、人件費だけでも藩財政に深刻な負担を与えていた。

深刻な財政難は江戸の町人にも知られており、

「新品の金物の金気を抜くにはどうすればいい? 「上杉」と書いた紙を金物に貼れば良い。さすれば金気は上杉と書いた紙が勝手に吸い取ってくれる」

といった洒落巷談が流行っていたほどである。

加えて農村の疲弊や、宝暦3年の寛永寺普請による出費、宝暦5年(1755年)の洪水による被害が藩財政を直撃した。名家の誇りを重んずるゆえ、豪奢な生活を改められなかった前藩主・重定は、藩領を返上して領民救済は公儀に委ねようと本気で考えたほどであった。

新藩主に就任した治憲は、民政家で産業に明るい竹俣当綱や財政に明るい莅戸善政を重用し、先代任命の家老らと厳しく対立した。また、それまでの藩主では1500両であった江戸仕切料(江戸での生活費)を209両余りに減額し、奥女中を50人から9人に減らすなどの倹約を行った。ところが、そのため幕臣への運動費が捻出できず、その結果1769年(明和6年)に江戸城西丸の普請手伝いを命じられ、多額の出費が生じて再生は遅れた[3]

天明年間には天明の大飢饉東北地方を中心に餓死者が多発していたが、治憲は非常食の普及や藩士・農民へ倹約の奨励など対策に努め、自らも粥を食して倹約を行った。また、曾祖父・綱憲(4代藩主)が創設し、後に閉鎖された学問所を藩校興譲館(現山形県立米沢興譲館高等学校)として細井平洲神保綱忠によって再興させ、藩士・農民など身分を問わず学問を学ばせた。

安永2年6月27日1773年8月15日)、改革に反対する藩の重役が、改革中止と改革推進の竹俣当綱派の派の罷免を強訴し、七家騒動が勃発したが、これを退けた。

これらの施策と裁決で破綻寸前の藩財政は立ち直り、次々代の斉定時代に借債を完済した

鷹山公が書いた心得「伝国の辞」
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候

歴史に学ばなければいけませんね。


11月 12

不備だらけ!滋賀県の説明会資料/それでも地域連携を求める?

先日の住民説明会で配布された資料は、不備だらけだ。
当日配布された1枚は「経緯と現状について」。県と近隣地区で起きた「今までの経緯」が書いてあった。しかし、重要な出来事が全て抜けている。 平成24年1月前後に起きたことが書かれていない。

滋賀県精神医療センターの職員に確認した。
「皆さん、知っているでしょう」と職員が答えた。

「知らない人が多いのに、あえて抜いたことはおかしい。起きた出来事をしっかり書いて住民にありのまま説明すべきでしょう。県の対応は全てそうだったではないですか。最初の説明会と同じ。都合の悪い事実を隠し続けてきましたよね」

職員は「県の動向を書いただけ」と答えた。一方で住民が県知事宛に提出した3600筆の署名や監査請求のことは書いてあった。言っていることが、矛盾している。
配布資料で消された出来事は・・

~過去投稿から~

●平成23年12月の日本精神科病院協会滋賀県支部の「建設凍結声明文」
http://green-hill.info/2011/12/31/908/

●平成24年1月の当学区の一部の住民が提出した「要望書」
http://green-hill.info/2012/02/02/%e8%aa%b0%e3%81%8c%e6%9b%b8%e3%81%84%e3%81%9f%e8%a6%81%e6%9c%9b%e6%9b%b8%ef%bc%9f%ef%bc%81/

●平成24年1月の日本精神科病院協会滋賀県支部の「凍結声明文の白紙撤回」
当時、日精協関係者に、なぜ白紙撤回をしたのかを聞いた。反対していた青山学区から要望書が出され、地域合意が得られたかのような情報が、県から伝わったと言っていた。

●平成24年2月の滋賀県精神障害者家族会連合会の「建設反対の声明文と意見書」
http://green-hill.info/2012/02/01/%e5%a3%b0%e6%98%8e%e6%96%87%e3%81%a8%e6%84%8f%e8%a6%8b%e6%9b%b8/

●平成24年2月の青山学区自治連合会が県議会へ提出した「陳情書」
http://green-hill.info/2012/02/27/%e8%87%aa%e6%b2%bb%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e3%80%8c%e9%99%b3%e6%83%85%e6%9b%b8%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%84%8f%e8%a6%8b%e7%94%b3%e3%81%97%e5%85%a5%e3%82%8c%e6%9b%b8%e3%80%8d/

●平成24年8月の住民訴訟(原告人数1038人)
http://green-hill.info/2012/08/08/%e9%80%9f%e5%a0%b1%ef%bc%81%e5%8c%bb%e7%99%82%e8%a6%b3%e5%af%9f%e6%b3%95%e3%81%8c%e6%96%bd%e8%a1%8c%e3%81%95%e3%82%8c%e5%88%9d%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%ae%e4%bd%8f%e6%b0%91%e8%a8%b4%e8%a8%9f/

 

<10月27日・住民説明会/配布資料>
経緯と現状について/10月27日・住民説明会資料_01

 


11月 11

大荒れの青山学区自治連合会定例会

11月9日、久しぶりに青山学区自治連合会定例会の傍聴に顔を出した。
今年は、執行部による独断的な議事の進め方であった。隠蔽体質は、医療観察病棟の問題が浮上した頃の、平成23年度のときと全く同じ。
この地域はどうなっているのだろう。

おかしなことをおかしいと声をあげる人の少なさ。見て見ぬふりがまかり通る社会か。

この地域で、中日新聞にも掲載された訴訟取り下げ運動があった。原告団の住民の間では、住民の名簿が出回っていることに、強い不安感を持っている人が多い。真相を究明して、悪質な行為に断固とした処分を下すことが出来なければ、住民は安心した地域生活が送れないであろう。それなのに、連合会執行部は何の対処もしなかった。

住民の名簿については、青山学区自治連合会事務局の人がコピーしたことが明らかになった。青山学区自治連合会長も戸別訪問したことは認めたが、なぜこのようなことをしたのかという問いには、「医療観察病棟が開棟される。にもかかわらずまだ原告団が反対している。その原告団住民は現状を知っているのか。情報を伝えたかった」とだけ答えた。

複数の自治会長たちは「自分の名簿が出回っていて気持ち悪い」と住民から相談があったことを明らかにした。
また、傍聴した住民からも発言があり、「住所教えてほしい、電話番号を教えてほしい。医療観察病棟については、誤った情報が伝わっている。私が正しい情報を教えてあげる。正しい情報をあなたの地域で発信してほしい」と連合会事務局の人に話しかけられたことを証言した。

青山学区自治連合会長が戸別訪問して伝えた「情報」とは、どのような「情報」かはっきりさせず、うやむやにしたまま、連合会執行部が一方的に定例会を打ち切った。

これでいいのか?青山学区。


11月 02

国民に痛みの法案/一方で、国税の垂れ流し施策が続く

衆議院本会議で、社会保障プログラム法案が審議入りした。
必要な施策であれば、国民も痛みに甘んじるだろうが、その前に、行政側が無駄な支出にメスを入れるべきなのでは。
医療観察法は、施行後、しっかりした検証もされず、国税の垂れ流しが続いている。

先日、厚労省に確認した。医療観察病棟は、当初の整備目標数を超えているのに、まだ作り続けるのかという問いに、「地域偏在がありますから」と担当者が答えた。地域偏在というのなら、都道府県ごとの対象者数に応じた病棟を整備すべきだったのではと伝えた。
次は、北海道での建設を考えているようだ。全体の病棟整備を止める止めないは、これから省内で審議したいと話した。
目標数を超えているのに、これから決めるのは遅すぎるのではないかという問いには、はっきりと答えなかった。

<産経新聞/11月2日>

社会保障プログラム法案審議入り 国民に痛み 「消費増税と時期重なる」

産経新聞 11月2日(土)7時55分配信

社会保障プログラム法案審議入り 国民に痛み 「消費増税と時期重なる」

主な社会保障改革のスケジュール(写真:産経新聞)

消費税増税に伴う社会保障改革の実施スケジュールを定めた「社会保障制度改革プログラム法案」は1日、衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ審議入りした。ただ、70~74歳の医療費窓口負担増など、国民の「痛み」に直結する改革がめじろ押しの法案だけに、通す与党側にも本音では先送りしたい項目がずらりと並ぶ。国会審議を通じて与党が“条件闘争”を仕掛けた場合、玉突きが生じて全体の改革スケジュールに遅れが出る懸念も否定できない。(松本学)
■民主は既に反対
プログラム法案は、平成26~29年度に行う社会保障制度改革の実施時期や関連法案の国会提出時期を定めた法案で、「あくまで工程表」(厚生労働省幹部)にすぎない。
具体的な制度改正は個別法案で規定されるため、来年の通常国会以降、医療、介護など分野ごとの制度変更に必要な個別法案を通していかなければならないのだ。
民主党は「党が主張してきた年金や高齢者医療の改革案が含まれていない」として、既にプログラム法案に反対する方針を決めており、国民に痛みを強いる法案を自民、公明両党が押し切れるかが焦点だ。
ただ、与党内には「増税と社会保障の負担増が重なれば国民にそっぽを向かれる。丁寧な説明が必要だ」(自民党の尾辻秀久元厚労相)といった声が根強い。
■1年先送り論も
法案は、来春をめどに現行1割に軽減している70~74歳の医療費窓口負担を本来の2割に引き上げると規定している。消費税率の8%への引き上げとの「ダブルパンチ」になることへの懸念があり、与党内にも「タイミングをずらすべきではないか」として、半年~1年程度の負担先送り論がくすぶる。
介護保険制度をめぐっては、27年度から高所得者の自己負担割合を現行の1割から2割に引き上げることが盛り込まれたが、厚労省幹部は「与党には高齢者に痛みを強いる改革に敏感な議員も多い…」と懸念を示す。法案に反対する野党に配慮して与党が改革内容の修正に動く可能性も否定できないからだ。
だが、仮に臨時国会でプログラム法案の内容が変更されれば、その後の個別法案の作り直しに直結し、提出時期がずれ込むことになりかねない。
医療費窓口負担増が先送りになった場合、所得に応じ医療費に上限額を設ける「高額療養費制度」の見直しなどの改革スケジュールが玉突きで遅れる可能性もある。


11月 01

たそがれていてもまだやる気/嘉田知事が次期知事選に出馬?

滋賀報知新聞は、嘉田知事が、次の知事選に出馬する可能性もあると伝えている。
<滋賀報知新聞/11月1日>
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0014111

「対話の県政」を掲げてましたが、次は何?もう使えないでしょう。


10月 31

治療が難しければ、一般精神科病院へ?/医療観察病棟の矛盾

先日の住民説明会の話に戻る。
県の説明を聞いて、「えっ?」と思った。全て質問も出来ず、そのまま聞き流していた。
例えば、精神保健福祉法の措置入院についてである。

県職員の説明では、従来、対象者は措置入院により、一般精神科病院で治療を受けていた。医療観察法施行後は、医療観察病棟で、手厚い治療の提供が出来ると言っていた。今までの説明会でも聞いた。

しかし、厚労省の資料では、こんなことが書いてあった。
医療観察法指定入院医療機関の整備について(表紙)H20年
医療観察法指定入院医療機関の整備について(内容)

法に基づく医療を提供した結果、その精神障害の治療可能性が極めて乏しい場合には、当該者に対する法に基づく医療は終了し、精神保健福祉法に基づく医療に移行することが想定される。

つまり、医療観察病棟で治療出来ない対象者は、従来の精神保健福祉法に戻す。都道府県立の精神科病院の皆さんはそのつもりでよろしくとお願いしている文書である。
これだけの予算をかけ、スタッフも用意して、治療出来なければ、一般精神科病院へ。難しい患者ほど、一般精神科病院へ行く。
説明会では聞いていない。
精神医療センター職員から、厚労省の職員もこのHPを読んでいると聞いた。
近日中に、厚労省へ電話して質問しますから、教えて下さいね。


10月 30

岡江元室長のご冥福をお祈りします

滋賀県精神医療センター開設準備室の岡江元室長が、10月28日に扁桃癌のためお亡くなりになられました。滋賀県精神医療センターの職員にも聞き、30日の産経新聞紙上でも確認しました。
20日の医療観察病棟見学の時に、チラッとご病気らしいと聞きましたが、そこまで悪かったとは思いませんでした。
その前の投稿で、「病棟に来られたらどうですか」と書きましたが、来られなかった理由があったのですね。
ご病気とは知らず、大変失礼しました。

岡江元室長

精神医療センターを出られる際、「あなたと、いろいろやりあいしながら、ここ(滋賀)でやりたかった」という言葉は真実だったと思っています。

いろいろありましたが、ご冥福をお祈りします。


10月 29

批判続出の住民説明会/滋賀県の説明に納得せず

10月27日、青山市民センター3階大会議室で、医療観察病棟の住民説明会が開催された。
参加した住民からは、県の対応に対する批判が続出。
事前説明会がなく建設されたこと、施設の安全面に対する不安感、病床数の多さに対する質問や意見が上がった。
県側は、住民を納得させる説明が出来ず、説明会は平行線のままだった。
県は「地域連絡会議」の説明をしたが、参加した住民の不信感はぬぐえず、理解を得られたとはいえなかった。
また、参加住民から批判が上がったのは、司会、進行をした連合会執行部の対応であった。
質問をしている途中で遮る、マイクを奪い取る、途中で何度も中座するなど、対応の悪さが際立った。

配布資料にあった内部の写真。
病棟内写真①
病棟内写真②


10月 27

嘘をついての訴訟取り下げ運働/戸別訪問までする異常さ。なぜそこまで?

10月20日に中日新聞が、興味深い記事を伝えている。
住民訴訟の原告団メンバー宅を戸別訪問し、
「ブラックリストにのる」など嘘をついて、取り下げを促していた人たちの行動が明らかになった。
地域が荒れてしまうと取り下げた人たちもいたようだ。荒れる原因を作ったのは、「隠蔽体質」の連合会といつも決まってから「事後報告」の行政の姿勢だ。

嘘、デタラメをまき散らし、不正を庇い、無実な人を陥れる。卑劣な行為そのものだ。

知事が感謝する住民とは、嘘をついてまで、戸別訪問を繰り返したこの人たち?

<住民訴訟の意義・・過去投稿から>

http://green-hill.info/2012/08/05/%e4%bd%8f%e6%b0%91%e8%a8%b4%e8%a8%9f%e5%88%b6%e5%ba%a6%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/

<制度の意義>

住民からの請求に基づいて地方公共団体の執行機関は職員の行う違法、不当な行為又は怠る事実の発生を防止し、又はこれらによって生じる損害の賠償等を求めることを通じて、地方公共団体の財務の適正を確保し、住民全体の利益を保護することを目的とする制度。

 

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<中日新聞10月20日>
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131020/CK2013102002000029.html

是か非か住民間に溝 草津の医療観察病棟

傷害など重大な事件を起こしながら刑事責任を問えない触法精神障害者が入院治療し、社会復帰を目指す「医療観察病棟」の運用が十一月一日、草津市で始まる。住宅が広がる周辺地域では建設計画が持ち上がった二〇一〇年以降、建設にかかる公金の差し止め訴訟が起こり、病棟の是非をめぐって住民間で論争が続き、深いしこりができた。県には対立の解消に向け、開所後も丁寧な対処が求められる。

 「このままやっていても裁判の結果は分かっている。取り下げないと、不利になりますよ」。病棟の周辺地域となる大津市の青山学区内に住む四十代の女性は今夏、同じ学区内の男性から、公金差し止め訴訟から身を引くよう促された。

 女性は昨年八月、大津地裁に提訴した原告団に千人の住民の一人として加わった。一年以上にわたる裁判は判決の見通しがつかない中、既に病棟は完成間近になった。訴えの意味はなくなるとして、今年七月下旬、男性の訪問を受けた。

 女性は取り下げに応じなかったが、原告団によると、男性ら複数の住民が同様の戸別訪問を繰り返し、訴えを取り下げた原告住民は多数に上る。取り下げへの署名を求める用紙を配布され、「訴訟を続けているとブラックリストに載ってしまう」と不安をあおられた家庭もあるという。

 戸別訪問したある男性は、「提訴当時の雰囲気に流されて署名したが、裁判の長期化で原告団から抜けたいという人の相談を受け、取り下げられるということを説明した。ブラックリストに載るなどといった話は一切していない」と反論。「こうした裁判によって、地域が荒れてしまうことが心配だった」とも語った。

 県は、計画が持ち上がって以来、三十四回の住民説明会を実施してきた。しかし、病棟周辺に広がる新興住宅地には子どもが多く、保護者らを中心に施設から入所者が逃げ出さないかなど、安全性を問う声が根強い。住民との議論が平行線に終わり訴訟に至ってしまった経緯もある。

 十一月の開所後も国と県、市、住民が意見交換する「地域連絡協議会」を年一回以上開き、施設の運営や入所状況などを報告して不安解消に努めるという。県の担当者は「理解を深めていくため、丁寧に説明する姿勢は今後も徹底して取っていく」と話す。

(中尾吟)

 <医療観察病棟>
草津市笠山の県立精神医療センター内に建設される。鉄筋2階建て2696平方メートル。予備も含め23床のベッドを備え、医師、看護師ら40人が応対する。医療観察法に基づき、国が都道府県に整備を奨励しており、草津市は全国で30施設目。建設費13億円は全額が国が負担する。


10月 27

本日夕方4時から、住民説明会

本日、青山市民センターで、夕方4時から、医療観察病棟の住民説明会がある。
滋賀県が何を言うのか?連合会が何を言うのか?
この問題について、変わらず関心を持ち続けてきた皆さんはぜひ参加して下さい。

<過去投稿から>
連合会で協議したのか?青山学区自治連合会長宛の案内文

http://green-hill.info/2013/06/27/%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e3%81%a7%e5%8d%94%e8%ad%b0%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%9f%e9%9d%92%e5%b1%b1%e5%ad%a6%e5%8c%ba%e8%87%aa%e6%b2%bb%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e9%95%b7%e5%ae%9b/

5月18日に誰が訪問?青山学区自治連合会役員

http://green-hill.info/2013/06/27/%ef%bc%95%e6%9c%88%ef%bc%91%ef%bc%98%e6%97%a5%e3%81%ab%e8%aa%b0%e3%81%8c%e8%a8%aa%e5%95%8f%ef%bc%9f%e9%9d%92%e5%b1%b1%e5%ad%a6%e5%8c%ba%e8%87%aa%e6%b2%bb%e9%80%a3%e5%90%88%e4%bc%9a%e5%bd%b9%e5%93%a1/


10月 25

大津市自治連合会の議事録はメモ書き/嘉田知事が感謝する住民とは?

平成22年、23年の大津市自治連合会議事録がない。
大津市自治協働課に自治連合会事務局の電話番号を聞いた。驚いたことに、同じフロア内に自治連合会事務局があった。

事務局の女性は、大津市の職員ではない。
今年の4月から、大津市自治連合会に雇われていた。常勤で週5日、9時から17時までの勤務。給与は、大津市自治連合会の会計から支払われているらしい。全く知らなかった。
大津市自治連合会の定例会の議事録を求めると、「上の人に聞いてから」とのこと。 「上に聞くとはおかしい。上も下もない。連合会の会員が、議事録を求めている。開示してほしい」と言うと 「今年の議事録はなく、メモ書きだけ。4月より前は、自治協働課が事務局なのでわからない」と事務員が答えた。
会議の議事録もとらない事務局など、考えられない。仕事の内容を聞くと、会計と定例会、理事会、4役会の会議の雑務と言っていた。 協力金などの会計は、連合会会計に市から入金にならず、各学区に入金になる。会計の仕事は、そんなにあるわけないでしょうと言うと、明確な返事をもらえない。
大津市自治連合会の議事録はない。単位自治会でさえ、議事録はある。市から協力金をもらっていながら、公的な組織としての責任を果たしていない。
昨年まで、自治協働課が事務局だったということも聞き、二重に驚いた。公開請求をかけた時は、「ない」としか言わなかった。

こんな状態だから、一部の自治連合会長しか知らないことが多い。いつのまにか建っていたとか、いつのまにか進んでいたという話しか聞かない。

医療観察病棟の説明会は、瀬田4学区は自治連合会長たちの8人だけ。
http://green-hill.info/2012/02/01/%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%8c%ef%bc%92%ef%bc%97%e5%9b%9e%e3%81%ae%e8%aa%ac%e6%98%8e%e4%bc%9a%e5%ae%9f%e6%85%8b%ef%bc%81/

当時、8人だけの説明会で、自治連合会長たちは、県職員にこんなことを話していたようだ。
行政資料(説明会)瀬田

嘉田知事が、感謝する住民とは、一部の大津市自治連合会長たち?


10月 24

大津市自治連合会へ約1億円の協力金/されどチェックはなし。大津市の甘い体制

前に、大津市自治連合会の議事録について公開請求をかけ、自治協働課の対応の悪さに驚いたことがあった。
他学区の仰木の里、大石学区なども、連合会の問題が噴出していた。大津市の自治連合会のあり方、協力している自治協働課の体制がおかしすぎる。

確認したいことがあったので、大津市自治協働課に電話をした。
大津市自治連合会の協力金(報奨金)は、下記の滋賀報知新聞が伝えている通り、1年間で約1億円。

~自治協働課で自治連合会へ支払う補助金を協力金というからには、どのような協力をしてもらっているのですか?~
「配布物と市政の委員です」

~配布物だけなら、各単位自治会へ学区の市民センター通じて配布すればすむことではないですか?市政のなんとか委員など名前を連ねているだけなのではないですか?~
「それだけでなく・・・ゴミ集積場や自治会館の管理など・・・」

~1億円も税金を使って出しているのなら、大津市では、報告書やチェック体制をどうされていますか?~
「各学区に、適正に使用していただくようお願いしています」

~チェックはしていないのですか?~
「任意団体なので、していません」

~1億円の税金を使ってますよね。以前、公開請求かけた時も連合会の議事録は存在しないとのことでしたが、今もそうですか?~
「任意団体なので、市のほうでは、議事録を持っていません」

~しかし、大津市自治連合会を作ったのも、協力金を出しているのも大津市ですよね。そして、大津市自治連合会の定例会には、自治協働課も出てますよね?~
「出てます」

~市役所で開催されてますよね?~
「してます」

~それなら、なぜ、自治協働課で議事録がないのですか?自ら記録をとることも出来ますよね?~
「それは・・・」返答出来ず。

~大津市自治連合会という組織自体なくしたほうがいいのではないですか?~
「コミュニティの活性化のために必要と・・・」

~私の田舎では、そんなけったいな組織はないですが、活性化しています~

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下記は、過去の自治連合会関連に関する滋賀報知新聞の記事。

<滋賀報知新聞/過去記事・2002年4月25日>
判決に激怒する住民「公金使途で市民感覚とズレ」歪む滋賀の地域コミュニティ
http://www.shigahochi.co.jp/old/bno/2002/02-04/n020425.html

 

<滋賀報知新聞/過去記事・2008年1月17日>
大津市の課題を検証する、自治会行政からの脱却をhttp://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/096dbad4664e8ed296beda9ed33d8629

 

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<滋賀報知新聞/ 過去記事・2012年1月19日>

大津市長選では、行政と自治会の関係も問うべきだ

 

編集主幹 石川政実
 東日本大震災でも、地域防災のかなめとしての自治会の重要性が改めてクローズアップされている。大津市には昨年4月1日現在で、716自治会(単位自治会)が存在する。その上に36の小学区ごとに学区自治連合会占めて、ピラミッド(ヒエラルキー)構造を形成している。学区連に呼応する形で、市は36の支所・公民館(市民センター)を設置し、予算編成時には、学区連を通じて自治会の予算要望が行われる。
 今年度でみると、同市から行政協力の報奨金として、716の単位自治会に約7500万円、同単位自治会長に約1000万円、36学区連合会長に860万円、同学区連合会長に468万円の計9800万円が支払われている。
 6期(昭和55年~平成15年)にわたり市長を務めた故・山田豊三郎氏は長くし自治連合会長として君臨した故山本俊一氏と二人三脚で、県内でも屈指の自治会ピラミッド組織を作り上げた。自治会は行政に協力する一方で、いざ選挙になれば山田氏や自民党の集票マシンとなった。目片信市長は、自治会との関係では、山田市政を継承した。
 しかし時には単位自治会と学区連合会が対立するケースが数多くある。同市大石ごみ焼却施設の大津クリーンセンターの建て替え問題もその一つ。同センターの影響をモロに受ける大津グリーンハイツ自治会は、建て替え工事に猛反発。しかし大石学区連の9自治会からなる協議会で、他の自治会が賛成に回り、昨年6月に大石学区自治連合と市は覚書を締結し、25年度から建設に着手する運びだ。市と自治会の関係はどうあるべきか、市長選の争点の一つである。
滋賀報知新聞 社説 平成24年1月19日(木)

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越市長、ぜひ改革を・・。


10月 23

どう円滑に社会復帰?嘉田知事発言に質問メール

先日の開棟式で、嘉田知事は、下記のように述べたと中日新聞が伝えている。

「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」

病棟建設所管の厚労省は、治療に関する検証資料を持っているが、対象者の社会復帰に関する検証データは持っていない。 どう円滑に社会復帰が出来るのか?

また、協力いただいた住民とは、各学区の一部の自治連合会執行部であろう。
当地域であれば、平成23年度の連合会長や、住民に内緒で要望書作成の密談に加わり、その後も暗躍し続けた人権の会長か黒幕ごっこ好きの長老族あたりだろう。
嘉田知事直々に、まずはこのメンバーたちを呼び、見つめ合い会見でもしながら、感謝状でも渡されたらどうだろう。
一般住民は、ドン引きだ。

<中日新聞>

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20131021/CK2013102102000079.html

医療観察病棟で内覧 草津の県立精神医療センター

2013年10月21日

11月から運用を開始する医療観察病棟=草津市笠山で

写真

 傷害など重大な事件を起こしながら刑事責任を問えない触法精神障害者が入院治療し、社会復帰を目指す「医療観察病棟」の運用が十一月一日から始まるのを前に、開棟式と内覧会が二十日、草津市笠山の県立精神医療センター内に設置された病棟内であった。

 病棟は鉄筋二階建て二千六百九十六平方メートル。予備も含め二十三床のベッドを備え、医師、看護師ら四十人が応対する。

 式では嘉田由紀子知事が「病棟の開設で障害者の円滑な社会復帰が期待できる。協力いただいた住民に感謝し、安全対策に万全を尽くす」とあいさつ。出席者は職員の案内で入所者が暮らす個室や、二重扉などのセキュリティー対策などを確認した。

 一方、運用に不安を訴える地域住民らは抗議活動を実施。嘉田知事に「地域住民の意向を無視し、強引に建設された病棟の運用に断固反対します」とする抗議文を手渡した。

(中尾吟)

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このHPを書いている途中で、ふと思った。

嘉田知事は、国の障害者政策委員であった。
<過去投稿から>
http://green-hill.info/2012/12/28/%e5%98%89%e7%94%b0%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%af%e3%80%81%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e8%80%85%e6%94%bf%e7%ad%96%e5%a7%94%e5%93%a1%e3%81%a7%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%9f/

障害者政策に詳しいはずなので、「円滑に社会復帰」とはどうするのかを教えていただきたいと思い、秘書課に電話した。
秘書課の話によると、滋賀県HPの「知事の手紙宛」でメールしてほしいとのこと。
返信はいただけるのかと聞いたら、「今回、このようにお電話もいただいたので、知事にもそうお伝えします」と担当者の返答。
「知事の手紙」の担当部署はこのHPでも同じみの「県民の声室」。しっかり伝えていただきたいですね。

質問内容は下記の通り(要略)

●障害者の円滑な社会復帰が期待できるとはどういうことか、具体的な内容を教えていただきたい。
●「協力いただいた住民に感謝」とは誰を指しておっしゃったのか?協力してくれた住民には感謝し、政策に疑問を投げかけた住民には感謝しないと受け取れる。公平・公正な県政を担う知事の発言とは思えないので驚いた。ご見解をお聞かせいただきたい。

以上の2点。知事からの誠意ある回答が楽しみだ。


10月 22

10月27日(日)住民説明会に苗村室長登場予定

自治会の議事録の回覧が回ってきた。相変わらずな内容。
この医療観察病棟の問題では、いろんな人たちに会ったが、一番どうしようもないのが当地域の連合会にしがみついて離れない一部の面々であろう。とにかく逃げる、逃げる。そして、陰口三昧。

どうしようもない面々の行動パターンはこうだ。

①自分たちのすることに従わない言動する者を大勢で取り囲む。
②正確な情報を出さない。
③議事録を正確に書かない、特に反対意見は載せない。過去何度かあった。
④何も知らない自治会長宅や地域の人宅に電話や訪問。気にいらない相手の誹謗、中傷をして社会的信用をなくす。
⑤他人の作り上げたものを盗ることが好き。自分では何も生み出さない。
⑥麻雀やイベント、旅行が大好き。
⑦地道な活動(地域内の草取り、ゴミ拾いなど)は嫌い。
⑧元何々をしていた、今何々をしているという過去や役職にしがみつく。
⑨人望でなく、自分で挙手した地域内の役職なのに威張る。
⑩嘘の発信を平気でするが、問い詰めると逃げる。話し合わない。

もっといろいろ書きだせるが、もうどうでもよい。住民の皆さんは、こうした誹謗、中傷しかしない人物は要注意を。
自宅に来たら、水を撒いて退散させるなど、撃退法を編み出していただきたい。
皆が皆、人相が悪いので、近づいて来たらすぐわかるはずだ

ちなみに、
10月27日(日)14:30~15 :30 給食センター建設について
同日        16:00~17:00 医療観察病棟について

上記の住民説明会が、青山市民センター3階大会議室で行われるようだ。
このHPで有名人の苗村室長が珍しく現れるとのこと。
どのような人物か特とご覧あれ。
苗村室長も、人を選別して答えないように、くれぐれもご注意を・・。

また、議事録を読むと、人推協が、連合会に文化祭備品支出のおねだり提案をしているようだが・・。
予算内で使うという当たり前のことが出来なければ、会長が自腹で支払ったらどうだろう。
それとも、予算内で使えないずぼらな会長は辞任であろう。
おかしな使用であれば、公開するだけだ。その時は、連合会執行部も同罪だろう。


10月 21

想田和弘監督の映画「精神」/地域に根差した診療所とは

医療観察病棟を見学した後に、以前観た想田和弘監督の映画「精神」のDVDを観たくなった。
地域に根差した外来精神科診療所。
病院は決してきれいではない。おんぼろと言ってもいいだろう。
しかし、そこには、患者と同じ目線で診る医者がいた。

<映画「精神」公式サイト>
http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.php

 


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