2013年11月23日

小田原にて

/鉤椰(かぎや)@小田原/鉤椰(かぎや)麺800円/Alfieri Cafe(アルフィエリ カフェ)/背脂醤油ラーメンまる星@小田原市南鴨居/ラーメン490円/震生湖/

 色々と出掛ける用事もありましたが、全てにやる気が出ないので自宅療養。
 先週、まだ色づきが早かった裏山に紅葉刈りに出掛けましたが、今度は駐車場が満車で止めるところが無く、後回しにしました。
 小田原に用事があったので、その用事の前にラーメンでも。

 鉤椰(かぎや)@小田原、「奥湯河原 結唯」など湯河原で素敵な温泉宿をプロデュースし運営を手掛けている方が、小田原の青物町(国道1号線より海側)に今年4月にオープンさせたお店です。
 昼営業としてラーメンを提供するバーや居酒屋は多く見かけますが、このお店は初めっからラーメンダイニング、厨房にデポが沈められた茹で機が統一感を持って設置されています。
 ラーメンは昼だけでなく夜も提供されますが(しかも同額)、アルコール類は夜営業だけのようです(ビールくらいは飲めるでしょうけど)。

 一般的にオシャレな店内とは自然光を多く取り入れたり、白を基調にされた内装で「明るさ」をイメージしますが、奥にぐっと長く、木材を多く使われていてとても落ち着いた雰囲気です。
 店内に入ると10人掛けテーブルが余裕で置けそうなほどのスペース(以前は大きなテーブルが置かれていたようです)、右手奥の厨房に面したカウンターとして10席ほど、左手は壁に向いたカウンターが10席ほど。
 ラーメン専門店で非常に珍しい肘掛けのある木製椅子、しかも台座の上の部分が回転する高級な造りで座りやすく立ち上がりやすいですね。

 空いていた奥の席に座ってカウンター台に用意されたメニューを見ていると、先の女性店員さんが頃合いを見計らってメニューの説明をされました。
 その頃合いが絶妙でしっかりと接客業を習った方のようです。
 お冷やを頂きながらラーメンの出来上がりを待つ間、メニューを見たり、店内を見渡したり。
 クーラーに日本酒の四合瓶やワインのフルボトルが納めてあり、口のところから外にまでチューブが延びていて、ショット売りが出来るサーバーが用意されています。

 日本酒は丹沢山なのか、と思いを巡らせていると「お待たせしました」と鉤椰(かぎや)麺800円、女房は三の丸セット(鉤椰麺+豚チャーシュー2枚+餃子5個1100円。
 三の丸は単品ですと900円ですので、+200円で餃子400円が付くのはお得を越えて超お得です。
 大きめで真っ白な磁器製の切立型の丼に黄金色に輝いたスープ、鶏主体の出汁に適度な塩を効かせてあり、ここ県西では秀逸な味わいです。
 地産地消の食材を使った地のお客様向けの味の組み立ててで、全国一になろうとか全国にチェーン展開しようとかそんな営業方針と照らし合わせて評価するのは大間違いでしょう。

 細麺は少し柔らかめに茹で上げられてスープとの相性はもう一歩に感じました。
 個人的な感想ですが、この丼でこのスープでこの麺を食べるとどんな風に麺が変化するのかの想像が足りない、変化させたいのかの創造が足りない。
 トッピングの鶏団子、鶏チャーシュー、どちらもとても丁寧な下処理、調理が感じられる美味しさ。
 半身の味玉、白髪ネギ、青ネギ、糸唐辛子、と彩りを考えた盛り付けはとても綺麗、照明をもう少し工夫すると更に映えますね(ただ、ラーメン専門店ではないのでラーメンに特化した照明も採用しにくいでしょう)。
 三の丸セットは豚チャーシューが2枚乗っていて、鶏主体のスープに意外と合っています。
 大抵のラーメンはががっと冷めないウチに食べることが多いのですが、ゆっくりゆっくりと味わっていただきました。

 車を飛ばして30分くらいでカミイチ(かみふなかクラフト市)(ツイッターアカウント)が開催されている上府中公園(参考のページ)へ。
 公園に行ったの初めてでカーナビ頼り、駐車場の場所とか開催場所とか全く分からないので一番早く見つかった駐車場に車を止めて、辺りをぶらぶら歩きながら「あの辺かな」と向かいました。
 売店は手作りのアクセサリー、雑貨と軽食、カフェ、そのカフェの中1軒がAlfieri Cafe(アルフィエリ カフェ)ホームページ)、移動カフェ用に改造されたルノーを見つけるとそれだけでワクワク。
 すぐに近づかないで少し離れて見守っていましたが、お客さんが途切れずにずっと並んでいて、「実直に仕事をしていれば分かる人には分かる」というのはとても嬉しいです。

 いくら待ってもお客さんが途切れないので待ち行列に並びました。
 すぐに店主さんが気が付いてくれて、少しお喋り、久し振りでしたが顔つきがすっきりしていて、「これから大好きなコーヒーで頑張って行きます」と言っていた頃とは別人のよう。
 そういえばなんで彼女と関わるようになったのかさっぱり思い出せないけど、人の縁とはそういうものだろうな。
 話の中で驚きのサプライズがあり、念のため確認すると公表はもう少し待って欲しいとのこと、その日が来るのが今からとても楽しみです。
 今日も美味しいコーヒーをご馳走様でした。

 その後、近くのラーメン屋と言うことで車で10分、背脂醤油ラーメンまる星@小田原市南鴨居、今年の一月に小田原ラーメン宿場町の「まるぼし食堂」からの出店とのこと。
 店先の駐車場が止めづらいとのネット情報でしたが、タイミング良く空いたのですっと停められました。
 がらっと引き戸を開けて店内へ、右手厨房に対するカウンターが6席、小上がりに4人掛けが4卓と居酒屋か日本料理屋の居抜きのようです。

 空いていたカウンターに座ると「いらっしゃいませ」と店長さんと思われる男性店員さんが、(カウンター台越しではなく)テーブルまでお冷やを運んできて下さいます。
 「お決まりでしたおっしゃって下さい」といったん厨房に引っ込みましたので、メニューを見てオーダーしました。

 ラーメンは(なぜか)味玉ラーメンからスタート、ワンタン、チャーシュー、ネギと続き、塩、味噌、つけ麺と続きます。
 (サイドメニューではなく)定食として餃子定食、唐揚げ定食、コロッケ定食、アジフライ定食、この店の定食は「料理一品+ラーメン+ライス」のセットになります。
 飲み物はドリンクバーが用意されていて、オレンジジュースやコーラ、ウーロン茶が飲み放題で380円(ラーメン注文なら200円)、小学生以下は無料とのこと。

 と見ているウチに運ばれてきたラーメン490円、大変失礼ですが、こんなに綺麗な麺相は想像していませんでした。
 見るからに京都ラーメンで、なぜか小田原には京都ラーメンのお店(日の出商店、みすず等)が多いですね。
 柔らかい醤油ダレベースの豚骨スープの美味しさを綺麗に張られた背脂の甘さが更に引き立てていて、なんでこんなに美味しいスープがこんなに安いの。
 甘さで後味がだれないように唐辛子をピリッと効かせてありますが、好みは人それぞれ、背脂の量を調整したり、唐辛子を抜いたりにも対応できます。

 細麺はいわゆるアルデンテの茹で加減で、大変失礼ですが自家製麺とは言えここまでハイレベルの麺とは思いませんでした。
 美味しいですねぇ、美味しいのにこの値段なので学生は毎日食べて京都ラーメンを覚えて下さい(って押しつけだろ)。
 途中から刻みニンニクをお願いすると、冷蔵庫から出して、これまたカウンター台越しに「はいっ」って渡せばいいのに、わざわざ回ってきてくれて目の前において下さいました。
 ああ、美味しかった、ご馳走様でした。

 奥のレジで支払いをする時に二言、三言、お話しをさせていただきましたが、「お店の人はお客さんと話をしているヒマはない」と主張される人にツッこまれるので、そんなことは書きません。

 その後、一時間ほど走って震生湖へ。
 秦野市に生まれ育ってかなり長いですけど(結婚して秦野市を離れていたこともありましたが)、この湖にこんなに綺麗な紅葉があるのを知ったのは去年です。
 釣り船レンタル屋に併設されているゴルフ練習場がすっかり取り壊されていました。

 鏡のような湖面に映った紅葉、こんなに綺麗なのに観光客が殆どいないのがいいですね。
 ブログで公開すると多くの人の知るところとなり、良いことも悪いことも押し寄せてくる世の中ですが。
 私がこんな世界の端っこのブログで公開しても全く影響ないので、気持ちがとても楽です。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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