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【Golden software 製品】

Voxler (ヴォクスラー)
製品概要
製品概要 新しい機能

Voxler の特徴

Voxler は、機能豊富でありながら使いやすく、どんなに複雑なデータでも簡単にモデル化してくれます。3次元データの可視化、解析、検証に最適なソフトウェアです。(赤字は Voxler 3 で追加された機能)

Voxler 3 のインターフェース

 

 

等値面 (Isosurface)

Voxler の等値面は、等高線 (2次元空間における等値データ) の概念を 3次元空間に拡張したものです。3D グリッドを使って、異なる値毎に色分けされた複数の面を表示することができます。

等値面は、値の等しいデータ面を表します。面毎に色、透明度を設定することができます。

 

ボリュームのレンダリング (Rendered Volume)

3D グリッド内のすべての要素の色、透明度を指定して立体物を描画することができます。

ボリュームのレンダリング例

等高線 (Contours)

等高線は、一定の値をもつデータを平面上に線として表したものです。3D グリッドでは、平面をどのような角度で表示することもできます。

3D グリッドの場合、好きな角度の平面に等高線を引くことができます。ここでは、半透明な等値面を横切って等高線を描いています。

 

ハイト・フィールド (Height Field)

ハイト・フィールドは、2D グリッド、等間隔直交座標系 3D グリッドの断面、2D 自由座標系格子データの値を色表示したものです。値の大小は、断面からの距離で表されます。距離は、平面あるいは自由座標系格子に対して垂直方向に計算されます。

ハイト・フィールドは、3D グリッドデータの断面の値を表します。

3D ボーリング抗モデル NEW

Voxler 3 では、まっすぐな抗井でも、傾きのある抗井でも、ありのままの 3D 空間に表示することができます。井戸の経路を一旦モデリングしたら、あとは、from-to (結線) データ、ワイヤーライン検層、曲線、方向調査データを井戸経路に沿って表示させることができます。

3D ボーリング抗モデルの例

 

容積 (ボリューメトリック) 計算 NEW

グリッド化したポイントデータから 3D 等値面を生成し、指定した Isovalue (等平面値) より上または下の領域の体積 (volume) を計算できるようになりました。

容積 (ボリューメトリック) 計算の例

 

ブロック・モデル NEW

Voxler の FaceRender モジュールを使えば、補間されていないボクセルデータをブロック型モデルで表現することができます。対象となるコンポーネントの値は異なる色のブロックで表示されます。ブロック数、平均ブロック値、画面に表示するブロックの体積を計算し Property Manager に表示することができます。

ブロック・モデルの例

 

流線 (Stream Lines)

流線は、流体の経路上の速度、3D 空間における速度の分布を表します。色によって、速度の大小を表現します。

渦の経路を流線で表しています。紫から赤になるほど、経路上の速度が速くなります。

 

ベクトルプロット (Vector Plot)

ベクトルプロットは、3D グリッドまたはポイントデータを使って、方向と大きさを線または矢で表します。大きさは長さだけでなく色でも表せます。

ベクトルの矢は、3D グリッドの XYZ 空間において方向と大きさを表します。大きさは色で表現することもできます (赤>紫)。

 

散布図 (Scatter Plot)

散布図は、データの XYZ 座標をシンボルで表示します。各ポイント毎に値を持つ場合は、その値を色分けして表示することができます。

ボーリング孔で採取されたデータをシンボルで表した散布図です。色によって、各ポイントでの濃度を表しています。

 

Ortho (オルソ) と Oblique (オブリーク) 画像

オルソ画像とオブリーク画像はデータのスライスを表示するものです。オルソ画像は、正しい地図の位置に地理参照画像ファイルを表示するのに利用することもできます。オブリーク画像は任意の 3D 方向の画像を表示します。

この画像は、地理参照 TIF ファイルをオルソ画像として 3D HeightField 上にドレープ (重ね合わせた) したものです。

クリッププレーン (Clip Plane)

どのグラフタイプでも、ある面の片側を見えなくするクリッププレーンを設定することができます。特定の部分を表示させるために、異なる角度で複数のプレーンを設定することができます。

クリッププレーンは、一部を切り取って、見えなかったところを見えるようにすることができます。ここでは2つのプレーンを用いて角付けされた部分を表示させています。

 

軸 (Axes)

XYZ 座標の領域を示すために、プロットに軸を加えることができます。軸毎に色分けされています。軸ラベルのプレーンの切換、軸目盛の各点でラベルをを回転させることができます。

XYZ 各領域を示す軸。軸の色、テキストの角度は自由に変更することができます。

 

境界ボックス (Bounding Box)

境界ボックスは、XYZ データの範囲を示すためのものです。等値面のように全データ領域をカバーしていないグラフなどに、データ範囲を設定するときに使用します。画像出力の位置合わせなどに役立ちます。

左側の等値面は、何らかの参照点がないと理解するのが困難です。同じ等値面に境界ボックスを加えた右側の図は、非常にわかりやすくなります。

 

3D グリッド (3D Gridding)

Voxler は、XYZC データ (値C をもつ XYZ 座標) を取り扱え、 逆距離加重法 (Inverse Distance 法)、部分多項式法 (Local Polynomial 法) を使って等間隔直交座標系 3D グリッドを作り出します。最大/最小、中央値、平均、四分位数、標準偏差、分散、合計、密度、最近傍点/再遠距離点までの距離などを含む、多数のデータメトリクスを計算することができます。

Voxler は XYZC データ (黒) を使って、等間隔直交座標系 3D グリッド (紫) を作り出し、境界ボックスなどと共に等値面、立体の描画などを行うことができます。

 

その他のオプション

Voxler は、複製したデータポイントの削除、X、Y、Z またはデータ値によるデータポイントの削除、正規・距離加重・ガウス平準化、データメトリクス、画像演算などのフィルタ (Filter) を含むたくさんのオプションを有しています。その他、変化率 (Gradient)、最大 3 つまでの 3D グリッドファイルのグリッド体積の計算 (Math)、最大 5 ファイルのマージ (Merge)、再サンプリング (Rresample)、サブセット (Subset)、トランスフォーム (Transform) などが行えます。

Network > Computational メニュー

 

照明の設定

照明には、環境照明、ストロボ、方角、点、スポットライトがあり、いずれも色、強度、方向が設定できます。方角、点、スポットライトの位置・方向を設定をする場合は、グラフィカルな設定ツールを使用します。

設定ツールを使って緑色の光源の位置と角度を設定します。

 

印刷

Voxler は、ページをまたがるようなグラフを印刷するときに大変便利なプレビュー機能を備えた印刷ダイアログを搭載しています。どんなに大きなプロットでも、一目瞭然です。印刷ページ数がダイアログに表示されます。全体を印刷するか、開いている所だけを印刷するか選べます。必要に応じて解像度、アンチエイリアス、背景色を設定することができます。

印刷品質を簡単に設定することができます。実際に印刷する前に、複数のページにまたがる大きなプロットでも、仕上りを確かめることができます。

ネットワークマネージャー

Voxler のネットワークマネージャーは、モジュール (入力データ、演算、グラフ、情報) の連結状況をグラフィカルに表示します。緑、黄色、赤の表示灯は、各モジュールの状態を表しています。モジュールを選択してクリックし、プロパティウィンドウを開くと、その設定を見ることができます。

ネットワークマネージャーは、入力、演算、グラフ、情報モジュールの状態と連結の様子を表しています。

 

プロパティマネージャー

プロパティマネージャーには、設定を変更するための編集ボックス、スライダ、ボタンが用意されています。

選択したモジュールの設定は、プロパティマネージャーで見ることができます。編集ボックス、スライダ、ボタンが使用できます。

 

対応ファイル形式