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事件
【衝撃事件の核心】過ぎ去った「X-DAY」 「黒子のバスケ」脅迫犯はまた沈黙するのか
捜査1課が把握できた約250カ所の送付先に届いた脅迫文を調べたところ、その大半は10月12~13日付のさいたま中央郵便局(さいたま市)の消印で、同25日に届いた一部のものは22日付の尼崎郵便局(兵庫県尼崎市)の消印だった。
捜査関係者によると、さいたま中央郵便局管内には300カ所以上、尼崎郵便局管内にも100カ所以上の郵便ポストがある。捜査1課はポスト周辺の防犯カメラに不審な人物が映っていないかの解析を進めているほか、脅迫文に指紋や唾液の付着がないかなどを鑑定しているが、犯人の特定には至っていない。
桐生教授は、犯人側がグリコ・森永事件の「かい人21面相」を連想させる「怪人801面相」を名乗っていることに着目。「犯罪に関する知識を一定程度持っている。指紋などの決定的な証拠は残さずに慎重に犯行に及んでいる可能性が高い」と指摘する。
こうした中で、10月15日に《菓子に毒を入れた》という脅迫文が届き、同日中に対象の商品を撤去したコンビニエンスストア大手の「セブン-イレブン・ジャパン」(東京都千代田区)は「販売再開の目途は立たない」として警戒を緩めていない。
セブン-イレブンには同24日にも脅迫文が届き、《毒入り菓子が見つからないのは店長が隠蔽した可能性がある。これが最後の警告だ。誠意を見せないなら食べ物を全滅させる。とにかく黒子関連の商品を売るな》などと記載。千葉県内の実在する店舗を挙げ、《本当に死人を出す》とも書かれていた。
毒入りの菓子はいまだに発見されず、人的被害も出ていないが、「警視庁の捜査が継続しており、万が一という可能性もある。お客さまの安全が第一」(担当者)と説明する。
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