Updated: Tokyo  2013/11/24 13:27  |  New York  2013/11/23 23:27  |  London  2013/11/24 04:27
 

ゴールドマン為替オプション損失とWSJ紙-1000億円の報道も

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  11月21日(ブルームバーグ):米銀ゴールドマン・サックス・グループ は、外国為替市場で投資の方向を誤り、7-9月(第3四半期)の為替トレーディング収入が急減したと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

同紙は複数の関係者の話として、米ドルと円に連動するストラクチャードオプションの取引が、トレーディング収入を悪化させる原因となったと報道した。同行の外為オプションデスクが純損失を計上したという。取引の規模やどのくらい期間にわたって行われたかは明らかではない。

ゴールドマンの広報担当マイケル・デュバリー氏はコメントを控えている。同行のトレーディング収入はウォール街の大手銀行の中で最も落ち込んでおり、7-9月にトレーディング業務で損失を出した日数も15日と、2011年以来で最も多くなっている。

一方、ロイター通信は、ゴールドマンが7-9月に為替商品で10億ドル(約1000億円)を上回る損失を計上したことが、米証券取引委員会(SEC)と連邦準備制度への届け出で明らかになったと伝えた。事情に詳しい関係者2人の発言を引用したところでは、連邦公開市場委員会(FOMC)が債券購入の継続を決定したことを受けて、新興市場のポジションが損失を発生させた。

原題:Goldman’s Currency-Trading Revenue Fell on Options Bet,WSJ Says(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Michael J. Moore mmoore55@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Peter Eichenbaum peichenbaum@bloomberg.net;Chitra Somayaji csomayaji@bloomberg.net

更新日時: 2013/11/21 13:08 JST

 
 
 
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