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「2歳までに14回」のワクチン接種 条件緩和へ11月24日 11時15分
定期の予防接種のうち、一定の期間内に複数回、接種するよう定められている日本脳炎など一部のワクチンについて、厚生労働省は、接種期間の条件を緩和し、対象年齢で接種すれば無料で受けられるように改めることを決めました。
定期の予防接種は、接種年齢が決まっているほか、日本脳炎や百日ぜきなど5種類のワクチンは、一定の期間内に複数回、接種するよう省令で定められています。
期間内に受けないと、発熱などのやむをえない場合を除いて、接種費用は自己負担になりますが、いまの制度では、2歳になるまでに14回もワクチンの接種を受ける必要があり、親の仕事の都合などで期間内に受けられないケースが後を絶ちません。
この問題について厚生労働省の専門家会議は、海外のデータなどから、決められた期間を過ぎて接種してもワクチンの効果や安全性は確保できるとして、対象年齢で接種すれば公費での接種を認めるべきだとする意見をまとめました。これを受けて厚生労働省は、来月にも省令を改正し、早ければ来年の春にも接種期間の条件を緩和することを決めました。
厚生労働省は、「条件は緩和されるが、接種を先延ばしにすると、その間、免疫が不足する状態が続くので、できるだけ期間内に接種を受けてほしい」と話しています。
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