06年WBCで呉昇桓から空振り三振を喫した新井。球質を身をもって味わった【拡大】
念願の韓国ナンバーワン守護神との契約合意から一夜明け、早くも海の向こうから力強い発言が聞こえてきた。新天地に戦いの場を移しても、スタンスは変わらない。呉が「超速始動」で虎1年目のシーズンに臨む。
「個人的に運動は続けている。サムスンに所属する間、毎年12月中旬にはグアムに行って自主トレをした。今年もそうする計画だ」
23日付の中央日報(電子版)に掲載されたインタビュー記事の言葉だ。
12月中旬から動き出す。本人にとっては毎年恒例の流れだが…。日本では一般的に、2月1日からの春季キャンプに備えて年明けから、海外や沖縄などで本格的な自主トレに取り組むケースが大多数。12月からのグアムは異例といっていい。
アジアシリーズ(15~20日)には不参加も、1日までは3連覇を決めた韓国シリーズに出場。その後は移籍交渉など例年以上に多忙な日々のはずだが、調整法は不変。練習量の確保と真摯な姿勢は、頼もしい限りだ。
そんな新ストッパーの「すごさ」をこの日、ファン感謝デーに参加した新井が証言した。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)第2ラウンドの韓国戦で対戦。7年前の記憶を辿った。
「三振しているよね。覚えている。真っすぐのイメージは球児(藤川、現米大リーグ・カブス)とは違う。伸びる感じではなくて、ズドン! っていう感じ。イメージはサファテ(西武)に近いかもしれない」