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B肝訴訟で父子感染など初和解11月22日 20時36分
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B型肝炎を巡る集団訴訟で父から子への感染と3世代にわたる感染の2つのケースについて、国が救済の対象とすることで、東京地方裁判所で和解が成立しました。
弁護団によりますと、これらのケースで和解が成立するのは初めてだということです。
和解が成立したのは、予防接種を受けた父親からB型肝炎に感染した10代の男性と祖母が予防接種を受け、その後、母を経て感染した小学生の女の子のケースです。
B型肝炎を巡る集団訴訟では、おととし、国が責任を認め、被害者を救済することで基本合意が成立しましたが、父子感染と3世代にわたる感染については、合意の内容に明記されていなかったため、患者側が救済の対象と認めるよう訴えていました。
患者側の弁護団によりますと、この2つのケースについて、22日、東京地方裁判所で、基本合意と同じ内容で国との間で初めて和解が成立したということで、2人には今後、1250万円が支払われます。
国は救済の対象となる被害者をおよそ45万人と推計していますが、22日の和解によって、今後、救済される患者が増える可能性があります。
弁護団は、「基本合意に当てはまらないと諦めている人がいるが、個別に認められる場合があるので、訴え出てほしい」と話しています。
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