東京五輪:実務者会議「オリエンテーションセミナー」開始

2013年11月14日

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東京五輪のオリエンテーションセミナーでジルベールIOCオリンピック競技大会エグゼクティブディレクター(右)と握手する竹田恒和JOC会長。左は猪瀬直樹東京都知事=東京都北区で2013年11月14日、木葉健二撮影

 2020年東京五輪の開催準備について協議する実務者会議「オリエンテーションセミナー」が14日、東京都・味の素ナショナルトレーニングセンターで始まった。

 東京招致委員会、東京都、日本オリンピック委員会(JOC)、実施競技の国内競技団体などから約200人出席。2日間にわたり国際オリンピック委員会(IOC)のフェリ五輪統括部長ら各部門の担当者から、今後の準備の手順や要点について説明がなされる。

 冒頭でIOCのトーマス・バッハ会長から「開催都市には多大な責任が伴う。東京、日本の能力には自信を持っており、格別な大会になると信じている」とのビデオメッセージを披露。フェリ部長は「成功は自然には来ない」と綿密な準備の重要性を強調した。

 JOCの竹田恒和会長は「私たちは世界に『安心、安全、確実な大会』の開催を約束した。皆さんの使命を明確にして欲しい」、猪瀬直樹・東京都知事は「国民の力を結集しオールジャパン態勢で準備したい」とそれぞれ語り、下村博文・文部科学相(五輪担当相)は「大会の成功に向け政府も支援したい」とあいさつした。【石井朗生】

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