【沢木香織】大阪市は23日、御堂筋の新橋交差点~難波西口交差点1キロで、東西5メートルずつある側道を閉鎖する社会実験を始めた。市は御堂筋の活性化を目的に、2015年度に側道を歩行者や自転車専用の道路にする工事の着工を目指しており、実験を通して交通への影響を検証する。29日まで。

 午前7時~午後7時、御堂筋の6車線(南向き一方通行)のうち側道2車線を閉鎖。自動車は本線4車線を走行し、枝道には本線から右左折できる。一部区間を除き、荷下ろしの自動車は出入りできる。難波交差点~難波西口交差点100メートルでは24日から期間中の正午~午後7時、東側の側道を自転車道とし、歩行者との通行を分離する。

 23日は、側道でよさこい踊りのパフォーマンスや、ミナミの飲食店10店による「おもてなしストリート」=24日も開催=がにぎわった。

 市は昨年6月、御堂筋の側道を歩行者空間にしてカフェなどを設けるにぎわいづくり構想を示していた。