甘利経済再生担当大臣は母校の慶應義塾大学の学園祭で講演し、小泉元総理大臣が原発の即廃止を訴えていることについて、「責任を持って代替エネルギーを提示してもらいたい」と苦言を呈しました。

　「（小泉元総理は）代替エネルギーをどうしますかっていうことをちゃんと提示してもらわないといけない。責任持って。思いついたようにばっとやめたと、あとは気合だってことじゃなかなか進まない」（甘利明 経済再生相）

　講演で甘利大臣は、太陽光発電や風力発電は発電費用が高いと指摘した上でこのように述べて、代替エネルギーを提示しないまま原発の即廃止を訴える小泉元総理に苦言を呈しました。

　そのうえで、電力会社の内部留保はなくなりつつあるため、原発を再稼働しなければ電気料金は大幅に値上がりしていくという見通しも示しています。（23日18:34）