新防衛大綱、民間輸送力を活用 政府、フェリー契約し演習投入防衛省は、12月中旬に政府が閣議決定する新防衛大綱に「民間輸送力の活用」を明記する方針を固めた。沖縄県・尖閣諸島を含む南西諸島地域での有事を想定して、部隊や防衛装備を迅速に展開するための輸送力を確保するのが狙い。具体策として、2014年度に民間フェリー1隻を約11億円の年間契約で借り上げ、陸上自衛隊の演習などに投入する。政府関係者が23日、明らかにした。 海上自衛隊は大型輸送艦3隻を保有しているが、有事の場合に部隊や車両、物資などを現地に運ぶ輸送力の不足が課題だった。 【共同通信】
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