最新号のさわりを読む2012年4月号
栗山英樹日ハム監督「“攻め続ける”野球を見せる」

  2月28日に沖縄キャンプを終えた北海道日本ハムファイターズ。今シーズンから指揮を執る栗山英樹監督は「すごくいい準備ができた」と手応えを感じているという。絶対的なエースだったダルビッシュ有投手が抜けた穴は決して小さくはないが、どう戦っていくのか。3月30日のプロ野球開幕を控え、意気込みを聞いた。

新党結成はいつになるのか!?亀井静香国民新党代表を直撃

  小泉改革に異を唱えて自民党と袂を分かって以降、国民新党を率いる亀井静香氏。同党は所属議員5人の小所帯だが、解散風が吹き荒れている今、この人の存在感が増している。石原慎太郎東京都知事、平沼赳夫たちあがれ日本代表とともに新党結成をもくろんでいる。しかも、亀井・石原新党は、橋下徹大阪市長の大阪維新の会との連携を狙っていることを隠さない。権謀術数のうごめく政界を生き抜いてきた老練な亀井氏の狙いは何なのか。

衆院選10区で譲らぬ自民 稲津擁立で公明・学会の“甘すぎた読み”

  自民党10区支部の要請に応え、岩見沢市長の渡辺孝一氏が近く衆院選10区への立起を表明するという。これに大慌てなのは公明党だ。自民党は候補を立てないという読みのもと、稲津久氏を擁立することにしていたからだ。公明党だけの力では稲津氏の当選は難しく、戦略の大幅な見直しを迫られている。一方、他選挙区の自民党議員も、自・公の選挙協力体制に大きな亀裂が走る、と戦々恐々としている。

仰天情報の真贋に迫る「北雄ラッキーがイオングループに!?」

  道内スーパー業界で「北雄ラッキーがイオングループに入る」という話が、まことしやかに流れている。 ラッキーは、道内でイオングループと熾烈な戦いを繰り広げているアークス同様、共同仕入れ機構のCGCに加盟しており、イオンと接点はない。しかも、北雄ラッキー側は「全くない」と完全否定。にもかかわらず、なぜそんな噂が流れているのだろうか。背景を探った。

現職教員が怒りの告発北大で横行するデータねつ造、不当解雇

  北海道大学のN教授が実験データをねつ造し、それをとがめた研究者をパワーハラスメントの末、離職に追いやろうとしているという。しかも、渦中のN教授から執拗ないやがらせ行為を受けた研究者は過去、何人もいたとされる。現職教員が本誌に決意の告発を敢行。さらに「不正行為を認識しながらも、都合の悪いことを隠ぺいしたり、見ぬ振りをする」という北大の対応にも疑問を投げかける。

道トラック、道乗用自動車、道電気工事業、道石油業「AIJ」にこうしてだまされた

  高利回りをうたって契約をとっていたAIJ投資顧問は、預かり資金の大半を失っていた。目下、金融庁と証券取引委員会が全容解明に乗り出しているが、道内では4団体が厚生年金基金の一部運用を委託し、約100億円の被害を受けた。「うまい話には気をつけろ」というのが投資の世界の鉄則。なぜだまされてしまったのか。各団体から話を聞くと…

熟年離婚、遺言・相続、介護問題…全29ページ・特集・さまよえる団塊世代

  作家の堺屋太一氏が1976年に発表した小説「団塊の世代」。そこで定義された団塊世代とは47年から49年の3年間に生まれた人々で、現在、日本の人口分布の中に約680万人という突出したボリュームを持つ集団である。その団塊世代の皮切りが今年、65歳を迎えるが、さまざまな課題に直面している。ある者は病と闘い、ある者は老々介護の現実にあえぎ、また、ある者は配偶者との別れを迫られている。道内だけで29万4500人いる団塊世代が抱える現実を、さまざまな角度から切り取った。