産総研、人工衛星の地球観測データを即時無料公開……日本上空からの画像データ
ランドサット8号(2013年2月打ち上げ)は、日本の上空を毎日通過し日本全体を16日周期で巡回する人工衛星。このシステムは撮像されたデータを直接受信し、受信後約1時間半で公開することを可能とした。産総研の地球観測データプラットフォーム「GEO Grid」(地球観測グリッド)の研究開発の一環として構築された。
提供する地球観測データの空間分解能は、可視光線領域・近赤外線領域で15~30m、熱赤外線領域で100m。16日ごとに同一地点を観測するため、防災・環境監視・農林水産業など広範な分野で時系列画像を使った利活用、観光などビジネスでの利用が期待される。
Webサイト「Landsat-8直接受信・即時公開サービス」では、過去16日間の日本上空の観測データを誰でも無料で閲覧できる。データ受信からウェブ配信までのすべての処理が自動化・最適化されており、ランドサット8号が上空を通過してから2時間程度で全処理が終了する。ユーザーは観測日時や画像にかかっている雲の量の多さを指定するなどして、必要なデータを検索・ダウンロード可能。将来は他のシステムで公開されている複数の衛星観測データに対する横断的な検索も可能となる予定だ。
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