東京電力は21日、福島第一原発4号機の使用済み燃料プール内に保管されていた核燃料の1回目の運び出しを終えた。燃料集合体22体を原子炉建屋から共用プールのある別の建物に運び入れた。今後、輸送容器内の燃料集合体を取り出し、共用プールに移しかえる。

 この日は輸送容器を原子炉建屋5階から1階にクレーンでおろし、トレーラーに載せて約100メートル離れた建物に移した。東電は18日に始まった一連の燃料取り出し作業について手順や方法が適切だったかを検証したうえで、2回目以降の作業にとりかかる。