秘密保護法案:「行政情報は公開が基本」千葉市長

毎日新聞 2013年11月22日 21時49分

 千葉市の熊谷俊人市長(35)は22日の記者会見で、国会で審議が進んでいる特定秘密保護法案について「行政情報は公開するのが基本なので(法案成立に)慎重な意見が出るのは当然」と否定的な見解を示した。熊谷市長は全国最年少の政令市長。2009年、民主党の推薦と社民党の支持を受け初当選。今年5月再選された。

 熊谷市長は「法案成立には国の情報公開に対する積極的な姿勢が大前提」と指摘。特定秘密の指定範囲について、「地方行政の情報が指定を受けるとしたら範囲が広すぎる。あくまで国家が持つ極めて限定的な安全保障などに関する情報が対象と理解している」と述べた。【田中裕之】

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