秘密保護法案:前言翻した維新…みんなの動向に焦り募らす
毎日新聞 2013年11月21日 06時04分
維新内では特定秘密保護法案への対応を巡り賛否が割れる。与党との合意に前のめりな筆頭格が、修正協議の実務者で自民党出身の藤井孝男・国会議員団総務会長。藤井氏と同じく旧太陽の党系議員の一人は「マスコミなんてほうっておけばいい。法案は必要なんだから賛成しておけばいい」と漏らしていた。
これに対し、民主党出身の松野頼久・国会議員団幹事長ら野党再編を視野に入れる議員は合意に慎重な姿勢を示す。みんなの党出身で、修正協議の実務者の桜内文城・国会議員団政調会長代理も慎重な姿勢を保っていた一人だ。
さらに橋下徹共同代表も法案に対し否定的な発言を繰り返していた。橋下氏に近い維新幹部は「橋下氏は与党と握ってはまずいと警鐘を鳴らしている」と指摘する。【阿部亮介】