秘密保護法案:「週内通過こだわらず」自公、26日で検討
毎日新聞 2013年11月20日 11時47分(最終更新 11月20日 12時43分)
自民党の石破茂、公明党の井上義久両幹事長は20日午前、東京都内のホテルで会談し、特定秘密保護法案の対応を協議した。石破氏は会談後、記者団に対し「今国会中に衆参両院ともに、(法案を)通すことを念頭にやっていかなければならない」と表明。野党との修正協議を優先し、週内の衆院通過にこだわらない考えを示した。26日の衆院本会議で法案を可決させる案を検討している。
自民、公明両党は特定秘密保護法案を巡り、20日午後に日本維新の会との修正協議を再開する。すでに日本維新とは、特定秘密の指定・解除の基準などを監視する第三者機関の設置を法案の付則に盛り込むことで一致している。
一方、森雅子特定秘密保護法案担当相は20日午前の衆院国家安全保障特別委員会で、特定秘密に関する国会の監視機能について「現行の国会法に比べ、法案は進んだ国会の監視機能が設けられている」と述べ、国会への情報提供が進むと強調した。民主党の長島昭久氏への答弁。【木下訓明】