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政界発“流行語大賞候補”は「ナチス」「ヘイト」「秘密」 “負”の言葉ばかり

公開日時:2013年11月23日 09時36分 更新日時:2013年11月23日 09時36分

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今年1年の世相を映したり、強い印象を残したりした言葉に贈られる「2013ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)のノミネート50語が20日、発表された。11月21日付の朝日新聞が報じるところによると、「じぇじぇじぇ」や「倍返し」など話題になったテレビドラマ発の言葉やCM出演で人気が出た予備校講師・林修さんの「今でしょ」もノミネート。庶民が親しみをもって使った言葉の多い「豊作」の年となった。

一方、政界発の候補としては「ナチスの手口に学んだら」、「ヘイトスピーチ」、「コントロールされている」、「特定秘密」、「汚染水」といった“ネガティブ”なイメージの言葉が多く、かろうじて前向きな印象もある「アベノミクス」には、それを揶揄する対語の「アホノミクス」もノミネートされるなど、どちらかというとシニカルな意味での候補語が多くみられたのも特徴的な傾向といえよう。

そういえば、本格的に安倍政権が始動した今年に入ってから、お笑い系の芸人さんで現職の総理大臣の形態模写などをやって笑いを取ろうとする人がめっきり見られなくなった。かつての田中角栄氏、大平正芳氏、村山富市氏、小泉純一郎氏らをはじめとして最近の鳩山由紀夫氏などにしても、“負”の部分であっても、そこを突(つつ)いて庶民が笑えるチャーミングさと寛容性をもっていたような気がする。

今の総理大臣は、そんなふうに笑いのネタにしようものならムキになって怒り出しそうだし、「特定秘密保護法案」が通ればそれこそそんなことしたら逮捕されていまうという恐怖心がある。マイナスイメージの流行語であってもまだ公の場で発表されている間は救いがあるというものだ。どうか、このように「粋(いき)」な趣旨の賞が私たちの国から消えてなくなりませんように。トップ10と年間大賞は12月2日に決まる予定。

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kudoh
2013年11月23日 13:15

> 「特定秘密保護法案」が通ればそれこそそんなことしたら逮捕されていまうという恐怖心がある。

(゚Д゚)ハァ? なんの罪で?
どういう法律か、ホントに理解して反対してるの?