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【ゴルフ】

さくらと森田が直接対決へ

2013年11月23日 紙面から

4アンダーで5位タイの森田理香子=エリエールGC松山

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4アンダーで5位タイの横峯さくら=エリエールGC松山

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◇大王製紙エリエール<第2日>

 ▽22日、松山市、エリエールGC松山(6442ヤード、パー72)▽晴れ、気温13・1度、風速2・6メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽95選手(うちアマ10人)▽観衆1403人

 賞金女王を争うランク1位の横峯さくら(27)=エプソン=と2位森田理香子(23)=リコー=が3日目に同組で直接対決することになった。2週連続優勝での女王確定を狙うさくらは、5バーディー、ノーボギーでベストスコア67をマーク。優勝してランク再逆転、初の女王を目指す森田も5バーディー、3ボギーの70と伸ばし、そろって首位と4打差の通算4アンダー、5位に浮上した。火花散る闘いになるのは必至だ。首位は8アンダーで馬場ゆかり(30)、1打差の7アンダー2位に不動裕理(37)と上田桃子(27)が続いている。

 つかまえた。通算4アンダーでホールアウトした森田をピタリとマークするかのように、さくらが最終18番で5つめのバーディー。ノーボギーの67で4アンダーまで伸ばし、2日目を終えた。

 「入ってほしいパットが入った。我慢したというか…」。賞金ランクトップに立つだけでなく、シーズンを通して平均パット数1位をキープしている。その面目躍如、3番での7メートルを皮切りに、4番で2メートル、10番で6メートル、11番で4メートル、そして最後に7メートルを沈めた。

 前日は73で38位だったが、出遅れを一気に取り返した。残り2日間あれば、今のさくらには十分だ。「ショットに不安はあるが、だましだましという感じで。これをすれば大丈夫というポイントがしっかりできないとボールが左へ行ってしまう。(スイング中に)体が止まらなければいいんですが」。とはいうものの、この状態で67が出せたのは、逆に自信になるはずだ。

 自身初の2週連続Vを達成すれば、4年ぶり2度目の賞金女王へ王手となる。「2回取れたら、本当の本物」と話すクイーンの座へ。勝って、森田が単独6位以下なら、即その瞬間がやって来る。(月橋文美)

 地味だが順調に前進。前週さくらに明け渡した賞金ランクトップの座を、今季4勝目を飾って取り返すべく、森田も2日連続の70。4打差5位で2日目を終えた。

 「もったいないところがあったし、ラッキーもアンラッキーもあった。でも2日目としてはオーバーパー打たなかったのでよかった」。8番からは1・5メートル、1メートル、60センチ、1・5メートルと、ショットをビタビタとピンに絡め、4連続バーディー。さくらとは対照的な内容でスコアを伸ばした。

 だが、17番パー5では残り210ヤードからグリーンを狙った第2打が「メッチャいいショットだった」というが、少し足りず左手前の池のふちへ。スタンスをとるため右の靴を脱いで水に入ったが「ヌルヌルやったんですよ。打ったらそのまま体ごと水中にいきそうだったんで、やめました。最終ホールだったらやってました」と、靴を履き直して無理な体勢でアプローチ。これがグリーンオーバーして、結局ボギーにした。

 前週までの今季34戦中29試合、5月下旬からは前々週まで5カ月半、賞金ランク首位を守ってきた。まだ23歳、プロとしてのキャリアはさくらに劣るが「1番になりたい」。意地もプライドもある。このままシーズンを終わらせるつもりは毛頭ない。勝てば、さくらが単独2位でもその差249万円余に。さくら4位以下なら再逆転だ。 (月橋文美)

 

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