新土居沙也加

研究生の新土居沙也加










沙也加の「マイリトルシアター」
第３幕　♯５








　　桜の季節に〜







東北の桜の開花は
私たちが住んでいるところより
少し遅いようです。










2年前の3月１１日










東北地方で大きな地震がありました。
「東日本大震災」です。


私は、ちょうど
そのとき高校生でした。




明るい春を待つ桜の花が
つぼみを膨らませていたころでした。



春は心が浮き立つ季節です。
そんな、輝く光を
一瞬にして覆ってしまった大災害。
被災地の様子をいろんな報道が
伝えてきました。
それは、私の想像を
超えるものばかりでした。。






そして１年、同じく春、私は
念願だったSKE48のステージ
に立っていました。
でも、そのとき
「その後の被災地の方たちのこと
また、もしかして、私たち
４８グループのファンの方が
困っていたら・・」
と、考えたら悲しくなりました。


公演のステージには、春を歌う
桜の花びらが舞っていました。



でも、ステージの
“桜の花びらたち”に手を差し伸べる
たびに、するりとすり抜けていく
無力の自分を感じました。。。




まだ世間の事をあまり知らない
わたしには、大きなことを
何かすぐにやるという
方法は思いつきません。(´._.｀)
だから、今できること
を、ひとつひとつ
やろうと思っています。







前回のブログでも
少しだけお話しをしたけど
東北地方の事を少しでも
知りたいと思って、劇団四季さんの
「ユタと不思議な仲間たち」という
ミュージカルを観ました。

お話は、少し悲しい内容だけど
台詞や、出演者の子供たちが
とても明るく元気で、素敵なんです。また、悲惨な運命の座敷
わらしたちですが
とても優しいんです。
厳しい環境に生きる東北の人たちだけど
明るく力強く生きようとする
命の輝きが溢れていました。


　


舞台って、ステージって
素晴らしいなぁ(*´―｀*)と改めて
感じました。
私もステージで精一杯、歌って
踊っているけど、ちゃんと
伝えれているのだろうか・・。
考えさせられました。







ＳＫＥ４８もそうですが
４８グループは、あの日から
少しでも被災地のひとたちの力に
なれたらと現地を訪問したり
募金活動をしたりして
仲間の絆を深めています。





今年も、3月１１日







できたばかりのわたしたちの
専用劇場で

「東日本大震災復興支援特別公演〜
誰かのためにプロジェクト２０１３〜」

の公演をしました。
私も心を込めて歌いました。
公演に来てくれたファンの方たちも
温かい募金をしてくれました。


「もう、“桜の花びらたち”も
手を差し伸べた手から
すり抜けていないよ」と
実感しました。
この気持ちを
ずっと大事にしたいと思います。



桜の花は、私にも、とても
縁があるような気がします。
それでね、ほんの少しでも
気持ちが伝えたいと思って
最近ニュースで知った



「30年後の故郷に贈る
ーふくしま浜街道・桜プロジェクト」



に、家族と協力させていただきました

今、いろんなところで
避難生活を余儀なくされている子供たちが
また故郷に帰って来られることをお祈りして。。








30年後、その浜街道が
海から続く“桜の花街道”に
なると信じています。





そのとき、私も満開の“桜街道”を
歩きに行きます。





手のひらを、いっぱい広げてね((o(。・ω・。)o))





研究生の新土居沙也加でした