2013.11.23 05:02(3/3ページ)

日本研究バッチリ!4番候補ゴメスが虎と正式契約

オマリー打撃コーチ補佐(左)と握手するゴメス。ホンマに期待してまっせ!!(阪神提供)

オマリー打撃コーチ補佐(左)と握手するゴメス。ホンマに期待してまっせ!!(阪神提供)【拡大】

 同リーグではエスコヒドに所属し、25試合で打率・190、1本塁打、5打点と結果は出なかったが、9日(日本時間10日)には左越えソロを放った。チーム関係者が「フィルダー(1989年に在籍)よりも上」とかつて、けた外れのパワーを披露した助っ人に例えるほどの飛距離が自慢。和田監督も「スライダーが打てる。率も残せるはず」と評していた。「4番・一塁」を任せられる大砲が誕生だ。

 「本当にうれしいです。来季は新たな気持ちで阪神タイガースの優勝のために貢献できるように努力していきます。持ち味であるパワーと打率を含めたトータルの打撃を心がけていけるように、しっかりと努力していきます。バッティングはオフも続けていきたいと思っています」

 今オフの無休宣言も飛び出した。バットに当たればピンポン球のようにボールが飛んでいくシーンが目に浮かぶ。いけるゾ、3割、40発、100打点! 虎ファンも期待している。 (阿部 祐亮)

マウロ・ゴメス(Mauro Gomez)

 内野手。1984年9月7日、ドミニカ共和国生まれ、29歳。2003年にレンジャーズ入団。10、11年とブレーブス傘下のマイナーでプレーし、12年にレッドソックスとマイナー契約。同年5月にメジャーへ昇格し、37試合に出場も戦力外に。今季はブルージェイズ傘下の3Aバッファローでプレーし、9月にナショナルズ入り。右投げ右打ち。1メートル88、104キロ。

セシル・フィルダー

 1989年に阪神でプレーした助っ人内野手。豪快なスイングから「荒熊」の異名を持つ。同年9月14日の巨人戦(東京D)で三振を喫した際、投げ捨てたバットがはね返り小指を骨折。全治1カ月で本塁打王のタイトルを逃すも、106試合で38本塁打を記録。米国に帰国した後はタイガースで2年連続本塁打王、3年連続打点王と、ア・リーグを代表するスラッガーになった。

(紙面から)