2013.11.23 05:02(2/2ページ)

虎・和田監督、V奪回手応え!ゴメスに早速“4番手形”

テレビに生出演した和田監督。笑みが絶えなかった。右は福本豊氏

テレビに生出演した和田監督。笑みが絶えなかった。右は福本豊氏【拡大】

 虎にとって歴史的な1日となった。大きな課題だった大砲&抑え不在の問題が、一挙にクリアされた。神戸市内でのテレビ出演前に一報を受けた和田監督もバンザイ三唱。今季マイナーで29本塁打を放った長距離砲、ゴメスには早速“4番手形”を発行した。

 「パワーヒッターであることは間違いない。(パワーは)今年1番足りなかったところ。そういうものがあるかないかで相手に与える印象や恐怖感が違ってくる。核になってくれるような打撃をしてほしい」

 昨年末にはドミニカウインターリーグで生視察し、さらにビデオでもチェック済み。その上で、『使える-』と拳を握った。

 「ヤンキースの黒田投手と対戦している(昨年の)ビデオも3打席見たが、最初の2打席はスライダーで打ち取られていたが、3打席目はそのスライダーを安打にしていた。変化球にも対応できるスイングで、とにかくフルスイングができる。そういう怖さを兼ね備えている迫力がある」

 今季は12球団ワーストの82本塁打(トップは巨人の145本)。待望の大砲候補だ。ゴメス契約の知らせから約1時間後、呉との合意の報も飛び込んできた。「韓国の選手が真っすぐに強い中で、その真っすぐで空振りが取れる選手。そこが大きな武器。楽しみにしている」と新守護神へ期待を込めた。

 3年契約の最終年を迎える来季。至上命題のV奪回へ、和田監督が強力なピースを手にした。

(紙面から)