来季は盗塁のシーンも増えそうだ【拡大】
ロッテ時代に盗塁王を2度獲得した「スピードスター」にとっては、やはり物足りない11盗塁。西岡は誓った。来季は足でも魅せます、と。
「年間を通じて、もう少し走れるようにトレーニングをしたい」
米国時代から抱える左ひざ痛の影響もあり、7月30日には出場選手登録を抹消された。「途中にけがもあったりして復帰してからも、離脱しないということを考えて消極的になったかなという面がある」と心模様を振り返り、続けた。
「そういう意味でも盗塁数を増やしたい」
前日21日にはベストナインにも選出された虎の絶対的なトップバッターが、走塁面でも輝きを取り戻せば、それはチーム成績にも直結する。「CSが終わってから、すぐに次の年のことを考えて過ごしている。勝負はもう始まっている」。打って守って、そして走って-。さらなるフル回転で、虎を9年ぶりのV奪回へけん引する。
「チームとして目指すところは優勝しかないんで。今年初めて同じリーグで戦ったが、巨人は非常に強いチームだった。優勝した巨人が来年のシーズン中はチャンピオンフラッグを掲げるが、そのチームを倒していく、という強い思いが芽生えてきた」
迎える2年契約の最終年。阪神を変えた、と評される背番号7の、新たなステージが幕を開ける。
(紙面から)