東電、福島に最新石炭火力 三菱グループと共同建設
東京電力が三菱重工業など三菱グループ3社と共同で、福島県に最新鋭の石炭火力発電設備を2基建設することが23日、分かった。出力は計約100万キロワットで、原発1基分に相当する。2020年ごろの運転開始を目指す。原発政策の将来像が不透明な中で、火力の増強により十分な供給力を確保する。
投資額は約3千億円の見込み。三菱重工のほか三菱商事、三菱電機が出資する。資金力が低下している東電の出資比率は1割未満にとどまる見通し。
従来の石炭火力より高効率な、石炭ガス化複合発電と呼ばれる技術を採用する。