福井県など北陸新幹線沿線の民主党系地方議員でつくる「北陸新幹線の整備を推進する議員の会」は22日、あわら市内で理事会を開いた。2025年度開業とされる北陸新幹線金沢―敦賀について、3年間の工期短縮が可能とする福井県の提案に理解を示した。
福井、長野、新潟、富山、石川、京都、大阪の7府県の府県議ら18人が参加。県の高島善弘新幹線・交通政策監が工期短縮案を説明した。
会長の山本正雄・福井県議によると、敦賀以西ルートに関して福井県側が若狭ルートの堅持を訴えたが、京都や大阪府会からは主要議題はリニア中央新幹線になっていると報告があった。今後ルート問題の議論を深める必要があるとの認識で一致した。
新幹線開業後にJRから経営分離される並行在来線については、各府県の対応などを情報交換し、利便性向上や負担金軽減を考えていくことを確認した。