4号機の核燃料 保管施設に搬出11月21日 13時31分
東京電力福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから取り出された22体の核燃料を入れた最初の輸送用の容器が、21日午後1時すぎ、4号機の建屋から出され、100メートルほど離れた敷地内の保管用の施設に運ばれました。
福島第一原発4号機の燃料プールに保管されている使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料の取り出しは今月18日から始まりました。
21日は未使用の新しい燃料22体を入れたキャスクと呼ばれる輸送用の容器が午後1時すぎにトレーラーで4号機の建屋から出され、10分余りかけて共用プールという別の施設に運ばれました。
トレーラーは白い乗用車に先導され、複数の作業員が見守るなか、人が歩くくらいのゆっくりとしたスピードで進み、共用プールには、バックしながらキャスクを乗せた荷台のほうから入りました。
今月18日から始まった燃料の取り出し作業で、4号機の建屋から燃料を入れた容器が運び出されるのは初めてです。
東京電力は、共用プールはおととしの東日本大震災のあとも震災と同程度の地震に耐えられると評価され、事故による損傷を受けた建屋の使用済み燃料プールよりもより安全に燃料を保管することができるとしています。
運び込まれた燃料がキャスクから出されて共用プールに収められると今回の燃料取り出しの1回目の作業が完了することになります。
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