福島4号機:初回の核燃料取り出し作業完了
毎日新聞 2013年11月22日 20時04分(最終更新 11月22日 20時55分)
東京電力は22日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから移送した未使用燃料22体について、新たな保管場所となる「共用プール」内への収納を終えたと発表した。初回の燃料取り出し作業は完了した。
東電は18日、取り出し作業を開始。その後、輸送容器「キャスク」に収納可能な22体を入れ、共用プールのある建屋に搬入した。
22日には、キャスクが共用プール内に移され、午後1時過ぎから水中で燃料は1体ずつ取り出され、ラックと呼ばれる所定の場所に収められた。作業は午後5時17分に終了した。東電は「トラブルはなかったが、一連の作業を検証し、次の取り出し作業を実施したい」としている。
使用済み核燃料プールに残る燃料は使用済み1331体、未使用180体の1511体となった。【奥山智己】