福島第1原発事故:北海道避難者の提訴に国、東電争う弁論
毎日新聞 2013年11月19日 01時23分
東京電力福島第1原発事故で精神的苦痛を強いられたなどとして、福島県から北海道への避難者らが国と東電に対し、1人当たり1650万円の損害賠償を求めた集団訴訟の第1回口頭弁論が18日、札幌地裁(千葉和則裁判長)で開かれ、国と東電は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
原告の意見陳述も行われ、福島市から札幌市に避難している会社役員中手聖一さん(52)は「事故後の国と東電の対策に失望し、自分の子どもは自分で守るしかないと思った」と避難を決めた経緯を振り返った。(共同)