参院の許可なく北朝鮮に渡航した日本維新の会・アントニオ猪木参院議員(70)に対して21日、参院懲罰委員会は登院停止30日の処分を可決した。22日の本会議で正式に決まった。参院議員の懲罰は63年ぶり。かなり厳しい内容となった。
懲罰委員会はものの10分足らずで終了。北沢俊美委員長(75)が「質疑はありますか…ご発言ないようですから終局します」「討論に入ります…ご異議ないようですから終局します」と、機械的に進めた。委員から何の発言もないまま採決をし、全会一致で処分が可決された。
登院停止は議員の身分を失う除名に次いで重い処分。「議院の秩序を乱し、参院の権威を踏みにじるもの」(北沢氏)と、きつい表現で猪木氏を批判した。
あっさりした決まり方に思えるが、これが永田町のしきたりなのか。永田町関係者は「事前の打ち合わせで委員会の内容は決められているので、こんなものでしょう。そもそも懲罰委員会はめったに開かれない。首相や閣僚の経験者、党幹部が委員に名を連ねるような形だけの委員会ですから」と指摘する。
猪木氏には弁明のチャンスはあったが、出席せず。弁明しても厳しい処分になることは想定済みだったからだ。
「懲罰委員会はほとんど自民党と民主党の議員ですから、猪木氏の立場を理解する人はいません。この委員会は与野党対決の場ではなく、与野党が一致結束しています」(前出の関係者)
訪朝は「書類の不備」を理由に却下されていたが、猪木氏サイドとしては書類は揃えたはずだった。しかし懲罰委員会がセレモニーと化している以上、弁解しても無駄。与党ベテラン秘書は「2番目に重い処分ということは、また同じことをしたら一番重い除名にするということです」と話す。今後“闘魂外交”はやりにくくなった。
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