全日本プロレスの新シリーズが21日、東京・後楽園ホールで開幕。新3冠ヘビー級王者として王道マット初陣を迎えた曙(44)は次期挑戦者のジョー・ドーリング(31)にいきなり金星を献上してしまった。しかも、曙は心技体を完全に整えた中での敗北。早くも王座陥落の危機に陥り「短命王者説」もささやかれ始めた。
8年かけて手に入れた3冠王座を曙が早くも失ってしまいそうだ。
大森隆男と組んだ曙はドーリング、前3冠王者・諏訪魔組と激突。3冠ベルトとともに貫禄たっぷりに入場したが、待ち受けていたのは日米凶暴コンビによる奇襲攻撃だった。10分過ぎには合体のドロップキックを直撃され、210キロの巨体を吹き飛ばされる。
曙は渾身の張り手で逆襲を狙ったが、あえなくドーリングにかわされ不発。体勢を崩したスキを突かれ、4月のチャンピオン・カーニバルで沈められたデスバレーボムを被弾。何とかカウント2でハネ返したが、直後に助走十分のラリアートを食らって力尽きた…。
波乱の船出となった元横綱は「1人でも強いのに2人になると倍増しますね…」と肩を落とすしかない。
V1戦(24日、長野・ビッグハット)に向け、準備は万全のハズだった。1か月近いオフの間、曙はWNCやゼロワン、DDTマットに参戦。完全に体を休めることなく「勝負勘を衰えさせないために」とあえて定期的に試合する道を選んだ。 また「ベルトを知らないファンに知らせるのも一つの責任」と一本化された新ベルトを他団体やイベントに持参することで浸透させる狙いもあった。そのため、大会前の曙は「絶好調」とノリノリだったが、現実は甘くなかった。
敗因もハッキリしないだけに事態は深刻だ。幾多の苦難を乗り越え、プロレスでも綱取りに成功した曙だが、その座は早くも風前のともしびだ。
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