- [PR]
事件
新しい陸地出現、海図記入も 海保が空から監視 西之島噴火
2013.11.21 10:40
火山噴火に伴って小笠原諸島の西之島(東京都小笠原村)近くに出現した新しい陸地について、海上保安庁は21日、航空機で上空から監視し船舶に警戒を呼び掛けた。今後は巡視船を派遣して測量し、島として海図に書き加える可能性もあるという。海保の航空機で視察した東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は記者団に「地下からのマグマ上昇は続いており、噴火は簡単に終わりそうにない。活動は5年や10年というスパンで考えるべきだ」と指摘した。
21日午前、取材用の小型ジェット機からは、楕円形で靴のような形の陸地が見えた。火口から黒い噴煙や白い蒸気が立ち上り、爆発で岩石が勢いよく吹き飛ぶ様子が確認できた。
海保によると、20日午後、西之島の南東約500メートルの海上に直径約200メートル、最も高い所で標高約20メートルの陸地が出現し、噴煙や蒸気が約600メートルの高さに達しているのを上空から確認した。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]