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【スポーツ】演技直前に別の曲…佳菜子涙9位 ファイナル進出絶望的2013年11月23日 紙面から ◇フィギュアロシア杯グランプリ(GP)シリーズ第6戦<第1日>▽22日▽モスクワのルジニキ小体育館▽男子ショートプログラム(SP)、女子SP、ペアSP、アイスダンスのショートダンス▽ペン高橋雅人▽カメラ内山田正夫 女子SPの村上佳菜子(19)=中京大=はジャンプで大きなミスが出て49・24点。9人中最下位と大きく出遅れ、GPファイナル進出は絶望的となった。宮原知子(さとこ、15)=関大高=は56・57点で6位、今井遥(20)=ムサシノク=は49・55点で8位。ユリア・リプニツカヤ(15)=ロシア=が72・24点で首位発進した。ペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)は48・64点で8組中8位。 演技直前に別の曲がかかるアクシデントが影響したのか。元気をアピールするはずの村上から表情が消えた。演技後のミックスゾーンでもしばらく白い壁を見詰めてぼうぜん。目には涙がにじむ。唇をかみ、質問に答える姿は痛々しいほどだった。 「悔しいのを通り越してショックな感じです。(曲のアクシデントは)初めてだったので、集中力が切れたのか、逆に緊張がほぐれたのかも分からないです。足が震えていたので不安になってしまった」 中盤に予定していた連続3回転ジャンプが2回転−2回転になった上、2本目が大きく崩れた。続く3回転も回転不足。衣装を中国杯の薄紫から黒に替え、氷上で大きく躍動するはずが、その効果を感じさせることなく演技が終わった。 不安があった。中国杯後、腰痛を発症。上体を反るスピンの練習が全くできず、一時は今大会の出場も危ぶまれた。この日午前の公式練習中にはトゥクタミシュワ(ロシア)と衝突。直後には気持ち悪さを訴えた。 まさかの最下位発進。今大会の優勝のみが条件だったGPファイナル進出は事実上消えた。「今は、絶対明日やってやるという強い気持ちでいます。切り替えていきたい」。年末には全日本選手権も控える。失敗を引きずらず、どこまで立て直せるか。23日のフリーは精神面が問われる。 PR情報
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