2人と同時に契約満了を通告されたDF増川は、22日も言葉少なだった。練習中は普段通り笑顔で過ごしていたが、報道陣に対しては表情は硬く、「がんばります。がんばりますとしか言えないっす」とだけ話した。増川本人の意向により、Jリーグの規定にのっとってシーズン終了後に退団を発表することとなったため、この日はクラブからの発表はなかった。
隼磨同様退団が発表された阿部は、この日も淡々と試合への準備を進めた。「僕なんかはあっけらかんとしているけど、一応プロのはしくれでもあるんで、しっかりと仕事をまっとうしたい。退団が決まったから駄目になったと言われないように」と控えめに闘志を燃やした。さらに「次サッカーをやるにしろ、そうでないにしろ、いろんなことにもつながってくる」と意味深発言。早すぎる現役引退の可能性について、「周りが求めてくれなかったら、そうなる」と、冗談とも本気ともつかぬ表情で話した。