ニュース詳細
韓国も次期戦闘機にF3511月23日 4時50分
韓国政府は空軍の次期戦闘機について、ステルス性能に優れ北朝鮮の脅威への対応能力が高いとして、日本と同じF35を導入することを事実上決めました。
次期戦闘機の選定作業を行ってきた韓国政府は、アメリカ製の「F15SE」と、アメリカなど9か国が共同で開発を進めている「F35」、ヨーロッパの4か国が共同開発した「ユーロファイター」の3機種のうち、「F15SE」をいったんは最終候補としましたが、ことし9月の最終段階で採用せず、選定作業をやり直す異例の事態となっていました。
これについて韓国軍の合同参謀本部は22日、会議を行い、次期戦闘機は高いステルス性能を備えたものにすることを決め、事実上F35が導入されることになりました。
その理由について韓国国防省は、北朝鮮の核やミサイルによる攻撃が差し迫った際に、これを阻止するために北朝鮮に入り込み、先制攻撃を行う能力が必要なことなどを挙げています。
導入は当初の計画よりも1年遅れ、2018年から進めるということです。
またF35は価格が高いため、計画していた総事業費の8兆3000億ウォン(日本円でおよそ7900億円)を大幅に上回ってしまうとして、当初想定していた60機のうちまずは40機を導入し、残る20機については、今後の北朝鮮などの動向や技術的な進歩を見ながら、どの機種を導入するか改めて検討するとしています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|