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建設会社社長 切りつけられる
11月22日 20時44分

22日朝、北九州市小倉北区の住宅街で建設会社の社長が刃物で切りつけられけがをしました。
警察は、犯行の手口などから暴力団が関与した疑いもあるとみて、殺人未遂事件として、現場から逃げた男の行方を捜査しています。

22日午前6時前、北九州市小倉北区常盤町で、建設会社社長の47歳の男性が出勤しようと自宅の駐車場に止めていた車に乗り込もうとしたところ、男にいきなり刃物で切りつけられました。
男性は顔や腕など4か所を切りつけられましたが、命に別状はないということです。
男は、身長1メートル70センチくらい、黒っぽいフルフェース型のヘルメットをかぶり、全身黒っぽい服装で、走って逃げたということです。
警察は、犯行の手口などから暴力団が関与した疑いもあるとみて殺人未遂事件として捜査しています。
現場は、JR小倉駅から東に2キロほどの住宅街の一角で、現場近くに住む人たちは不安そうに警察の現場検証を見守っていました。
北九州市などでは、おととし11月と去年1月にも建設会社の幹部が拳銃で撃たれて、死亡したり大けがをしたりする事件が相次いでいます。

建設関係者の被害相次ぐ

おととし以降、北九州市や周辺の地域では建設会社の関係者が狙われる事件がたびたび起きています。
おととし11月には北九州市小倉北区の建設会社役員の男性が自宅前の路上で2人組に襲われ、拳銃で撃たれて殺害されました。
男性は大手建設会社の下請け工事などを行う全国の業者で作る業界団体の副会長も務めていて、暴力団の追放に向けた取り組みを強化するさなかに事件が起きました。
この事件はいまだに解決されていません。
また、去年1月には中間市の路上で、暴力団排除に取り組んでいた建設会社の社長の男性が拳銃で腹などを撃たれ大けがをする事件が起きています。
この事件では指定暴力団・工藤会系の暴力団員2人が逮捕・起訴され殺人未遂などの罪に問われましたが、今月15日、福岡地方裁判所小倉支部は「薬きょうや衣服は事件に使われた可能性を示すが犯行に使われたと認定はできない」として無罪を言い渡しています。

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