サブカテゴリー

PR:

猪瀬知事 強気一変、しどろもどろに「はっきり記憶していない」

5千万円、徳田毅氏から 記者会見する猪瀬都知事
徳洲会グループから5千万円の提供を受けていた問題について記者会見する東京都の猪瀬直樹知事
Photo By 共同 

 いつもの強気とは一変、しどろもどろに同じ説明を繰り返した。徳洲会グループから5千万円を受け取っていたと、22日の記者会見で認めた猪瀬直樹都知事。「はっきり記憶していない」「分かりません」。東京五輪招致を成功させ、自信に満ちていた知事の姿は最後まで見られなかった。

 会見場は、通常の60席に24席分を増やした記者席がほぼ満席。質疑は約1時間に及んだ。

 質問が集中したのは、誰から受け取ったのか。明言を避け続けた知事だが「全国的に注目される大事な問題」と記者に詰め寄られると、観念したように「分かりました」。一呼吸おいて「徳田毅衆院議員です。それは」と渋々認めた。

 妻の貸金庫に預け「一銭も手を付けない」まま返却したという5000万円。「あくまで個人として借り入れた」と何度も強調した。選挙資金ではないのかと問われると、作家という仕事に触れ「あなたは会社員。僕は零細企業の経営者みたいなもの。借り入れすることもある」と釈明した。

 借用書を公開するかは「直接持っていないので、確かめてからにする」と歯切れが悪かった。

 昨年12月の就任時、資産等報告書で借入金を「該当なし」としていた点は「返却予定が延び延びになり、その間に記載を忘れてしまった」と弁解。自身の進退問題を再三問われたが、話題をそらし言及を避けた。

 資金提供の経緯を追及されると「(徳洲会側から)持ちかけてきたということでもなくて、こちらからお願いしたということでもない」とつじつまが合わない回答も。五輪招致で盛り上がっている中なのにとの質問に「やっぱり借りるべきではなかった」と声を落とした。

[ 2013年11月22日 22:14 ]

Webtools & Bookmarks

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング

        ※集計期間:

        » 続き

        【楽天】オススメアイテム
        クイックアクセス
        スペシャルコンテンツ