福島第1原発:周辺15平方キロを国有化 中間貯蔵施設に
毎日新聞 2013年11月23日 02時04分
東京電力福島第1原発事故に伴う除染で発生した汚染廃棄物などを長期保管する中間貯蔵施設を建設するため、政府が第1原発周辺の土地約15平方キロを購入して国有化を進める方針を固めたことが22日分かった。石原伸晃環境相が12月前半、福島県を訪れて、佐藤雄平知事や地元4町の首長に施設建設の同意を正式に要請する。
国有化する土地は東京ドーム約320個分に相当し、地権者は数千人。国が住民や地元自治体の同意を得た上で、中間貯蔵施設の建設を急ぎ、遅れが目立つ除染の加速化を図る方針だ。(共同)