ネット環境 日本13位に上昇11月22日 21時52分
インターネットの利用環境について国別のランキングが発表され、去年2位だったアメリカが、情報機関による個人情報の収集問題の影響で順位を4位に下げた一方、ことしインターネットを利用した選挙運動が解禁された日本は、20位から13位に順位を上げました。
インターネットの普及を促進している国際組織「ワールド・ワイド・ウェブ財団」は22日、世界81か国を対象にインターネットの利用環境を調べ、通信基盤の整備状況やプライバシーの保護の度合いなどを数値化したことしのランキングを発表しました。
それによりますと、1位は去年に続いてスウェーデンだったほか、2位にノルウェー、6位にデンマークが入るなど、国を挙げてインターネットの普及に取り組んでいる北欧の国が軒並み上位を占めました。
一方、去年2位だったアメリカは、CIA=中央情報局の元職員の告発により、情報機関がインターネットから秘密裏に個人情報を収集していた実態が明るみになったことを受け、順位を去年の2位から4位に落としました。
この団体の創設者は、「政府によるインターネットの監視や検閲の強化は、今や民主主義の将来への脅威になっている」と警鐘を鳴らしています。
また、ことしインターネットを利用した選挙運動が解禁された日本は、インターネットが政治や社会に与えた影響が評価されて、去年の20位から13位に順位を上げました。
上位15位は
ネットの利用環境に関するランキングで、上位15位までの国は次のとおりでした。▽1位スウェーデン、▽2位ノルウェー、▽3位イギリス、▽4位アメリカ、▽5位ニュージーランド、▽6位デンマーク、▽7位フィンランド、▽8位アイスランド、▽9位フランス、▽10位韓国、▽11位オーストラリア、▽12位オランダ、▽13位日本、▽14位オーストリア、▽15位カナダ。
また、主な国の順位は次のとおりです。
▽16位ドイツ、▽22位イタリア、▽33位ブラジル、▽41位ロシア、▽57位中国。
最下位の81位は、中東のイエメンでした。
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