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男女4人発見できず、矢島土砂崩れ 2次災害の恐れ、捜索難航
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由利本荘市矢島町元町の市道復旧工事現場で道路下ののり面が崩れ、作業員の男女5人が土砂に埋まり、うち男性1人が死亡した事故で、自衛隊や県警、消防などは22日、155人態勢で行方不明の4人の捜索を再開したが、発見に至らなかった。崩れた土砂は水を多く含み、二次災害の恐れがあるため午後3時すぎに捜索を打ち切った。23日は400人態勢で捜索する予定。現場の市道(延長約4・3キロ)では過去に崩落や亀裂が相次いでおり、県警は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、安全管理に問題がなかったか調べている。
由利本荘署によると、行方不明になっているのは山科建設(由利本荘市)の従業員で▽同市一番堰、菅野幸一さん(57)▽同市矢島町城内、小幡タミヱさん(62)▽同市鳥海町上笹子、菅野宏和さん(35)▽秋田市下北手通沢、小林勇貴さん(22)—の4人。
事故から一夜明けた現場では午前6時20分から、立ち木の伐採などの準備を行い、同9時45分に捜索を再開した。
県警、消防、自衛隊などによる捜索活動は、二次災害の危険があるとして重機の使用が制限されたことが響き、難航。重機の振動が新たな土砂崩れを引き起こす可能性があるためで、捜索隊員はスコップによる泥かきなどに追われた。雨水を含んだ泥は重く、作業は遅れた。ぬかるむ足場、土砂に含まれた大量の岩や木の根が手作業を続ける捜索隊を苦しめた。
(2013/11/22 23:49 更新)
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