東スポWeb 11月22日(金)16時10分配信
K―POPブーム終焉へ――。今年のNHK紅白歌合戦も、昨年に引き続き韓国勢の出演はゼロになる雲行きだ。これまでK―POP人気をけん引していた「KARA」は19日、さいたまスーパーアリーナで「KARA 2nd JAPAN TOUR 2013『KARASIA』」を開催。現メンバーでの最後の舞台となる24日の神戸公演まで、いよいよ秒読みとなった。韓流歌手の紅白全滅は、KARA同様に日本でのブームに幕が下りる日が近いことを表している。
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本紙のスクープで解散危機が発覚したKARA。ニコル(22)が韓国の所属事務所と再契約しないことがすでに発表されている。そんなKARAは、この日のさいたまスーパーアリーナ公演で27日発売予定の最新シングル「フレンチキス」を初披露するなど、25曲を熱唱した。
渦中のニコルはトークで「いい思い出を作ってくれてありがとうございます!」と意味深発言。現5人のライブはやはり、24日の神戸公演が最後となる。
今後のグループ活動も不透明だ。関係者はKARAの紅白出演について「NHK側から連絡は来ていない」と話していたが、ある音楽関係者によると「今年も紅白でK―POP勢はゼロでしょうね」と話す。
韓国勢が紅白を席巻したのは2011年。KARAと「少女時代」が初出場。目玉の一つとして大いに盛り上げた。ところが両グループは翌12年、K―POPの“先輩格”だった「東方神起」とともに落選。ブームが一転、韓国勢が全滅する事態になった。
今年もあえなく“選外”となるようだ。前出の音楽関係者は「日本国内の反韓ムードの高まりで、K―POPのアーティストが以前のようにテレビの音楽番組に出演できる雰囲気ではない。レコード会社側も『ぜひ紅白に!』という雰囲気もないですし」と解説する。
政治的に見ても、日韓関係は冷え込むばかり。今年2月25日に就任した韓国の朴槿恵大統領(61)は竹島問題や従軍慰安婦問題で強硬姿勢を貫いており、ある韓国芸能事情通は「日韓関係の点から見れば昨年、李明博前大統領が竹島に上陸したときより悪化している。そんな空気の中でNHKが韓流アーティストを出すわけがないですよ」。
K―POPに“冷たい”のは、NHKだけではない。あるレコード会社関係者は「新曲が出たからといってメディアに出てプロモーションできる状況じゃない。いまの日韓関係が続くようなら、CDを出してもライブだけでジリ貧。K―POPから完全撤退するレコード会社も出てくるでしょうね」。このまま終焉を迎えるのは、時間の問題か。
最終更新:11月22日(金)18時6分
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