私、雨宮雫はある日、異世界に召喚されました――美少女と一緒に。
え？用事があるのは若いほうだって？
悪かったわね、十代のぴっちぴちの女の子じゃなくて。
というか私だってまだ若いわよ！二十代前半よ！
そして無駄に美形な騎士どもに身一つで街に――じゃなく、森に放置されました。ぽいっと。
って、ちょ、乙女(笑)は丁寧に扱いなさいよ。
あんたたち、私を殺す気？というか抹消したいと。
はん、地球のキャリアウーマンなめんじゃないわよ。
か弱い乙女じゃ社会で生き残れないんだから。
まあ、いいわ。面倒事は嫌いだし。
そして森の奥深く、なぜか精霊や動物たちに守られながら、逞しく森ライフ始めました。
もふもふ、のんびりスローライフ、いいわ～。
「もう最高！」
男はいらぬと豪語する、枯れた彼女の物語――開幕。

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