【ソウル聯合ニュース】来韓している国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は21日、ソウル市内で記者会見し、2018年に韓国東部の平昌で開催される冬季五輪について、「大会の準備状況に満足している。五輪の開催成功に自信が持てた」と述べた。
平昌五輪が南北関係に与える影響については、「スポーツの役割は常に、対話を維持させることだ」とした上で、対話を継続させ、理解の幅を広げるのにスポーツの役割は大きいとの考えを示した。
一方、ドーピング問題に関して、来年2月のソチ五輪では2010年のバンクーバー五輪に比べ、事前検査を57%増やす計画を明らかにした。「検査量だけでなく、検査基準も大幅に強化する」と強調した。
バッハ会長は記者会見前、平昌五輪組織委員会のスタッフらを対象に講演を行い、韓国語で「アンニョンハセヨ」とあいさつ。平昌五輪について「五輪精神が元気良く世界に広がる機会になるだろう」と期待を示した。