「 姉弟の夏 」

貴一は14歳になる私立中学の2年生で、姉の奈津子とは12の年齢差があった。
奈津子は26歳で高校の教員をしている。2人は会社を経営している父親と3人暮らしで、都内の閑静な住宅街に住んでいた。残念ながら母親は貴一が小学校の時に病で亡くなっていた。
その為か奈津子は弟には異常に甘い、中学生になる今も弟を朝起こすのは奈津子の役目で着替えの用意も全て彼女の手をかりているのだった。
母親が亡くなった時も父と弟は人前では一切涙を見せなかったが、自分の部屋でCDの音量を上げて貴一が号泣していたことを奈津子は知っている。丁度ひと回り年齢の違う弟を姉と言うよりは母のように可愛がり、また時には新妻のように世話を焼くのだった。


「貴一、おきたの?」姉の声がドアの方から聞こえてくる。
ドアは躊躇いも無く開かれ、スリッパの足音がしたかとおもうと、姉の体が僕の横に滑り込んできた。
「早く起きなさい、もうすぐ出発よ」と僕の頭を抱き寄せる。
なぜ姉の体からはこんなにいい匂いがするのかと思いながらも僕の顔は姉の胸の柔らかさを楽しんでいた。
パジャマを脱がそうとする手から逃れてベッドから降りた僕を見て、着替えて顔を洗いすぐに朝食をとるように言い置き笑顔で部屋から出て行った。
姉の足音が遠ざかるのを確かめた後ベッドでいつものとおり朝のオナニーを始めた。

胸の感触や細いウエストに強調された腰の丸み等を思い浮かべ、姉の中に入る感触を想像して果てるのだった。
いけないとは思いながらもう長く続いている習慣で、想像の中の姉は大胆に貴一を受け入れるのだが、姉の過度とも思えるスキンシップは母親がいない自分へ対する愛情の表現と理解している貴一は少し眩しそうな顔をして姉の待つダイニングへ降りていった。
姉はほんの数分前まで貴一に創造の世界で犯されていたのだが、もちろん気付くはずも無くトーストにバターを塗り、サラダ・スクランブルエッグ・ウインナー等を用意して待っていてくれた。
貴一の好みでほんの少しシロップをいれたアイスコーヒーを最後に出して2人の8月のある朝の少し遅めの朝食が始まった。

「今日は11時に叔父さんの家に行って修君と亮君を乗せていくからね。」
今日は従兄弟2人と僕と姉との4人で別荘へ出かける日だった。
別荘と言うとものすごい資産家のようにも聞こえるが、敷地は確かに広いのだが実際はその片隅に小さなログハウスが立っているだけで、寝室も大小2つしかなく、その大きい方の寝室で4人一緒に寝るのがいつものことだった。

僕は小学校の時からこの避暑旅行が好きじゃなかった。叔父伯母は共働きで父の経営する会社の関連企業に係わっており、夏の暑い時期は特に忙しく、この旅行は彼ら兄弟には大きな楽しみなのだろうが、僕にしてみたら大好きな姉を盗られるような気がしてしばしば寂しい気分にさせられる時があった。
でも、僕のそんな気分もお構いなく姉の運転する車は30分ほどで叔父夫婦の家に到着した。
子供を見送る為か叔母は仕事に出かけず僕達を待っていてくれた。
叔母に見送られ4人が乗った自動車は夕方の4時頃ようやく辿り着き、別荘での生活が始まった。

 僕が小学校の1・2年まではごく普通の姉として見ていたと思うのだが、段々女の人に興味を持つようになり、自分の姉が非常にきれいな事に気付いたのは4年生の時からだったように記憶している。

そのころ母親が入院しており、大学生の姉が面倒を見てくれていた。
友人が遊びに来た翌日に、「貴一の姉さんきれいだよなー」と感想を言った時、姉の顔を知っている級友がほとんどそれに賛同したのにびっくりしたことがあり、それから姉を別の目で見るようになった。
 姉が綺麗と言った所で、小さい頃から一緒に暮らしてきている人間を、女としてみることも無かったが、確かに街で見かける若い女性と見比べても客観的に見て姉の方が魅力的に見える。
母に似て色が抜けるように白く華奢な体つきの中に柔らかな部分があるのを、僕は知っていた。
さすがに父の前ではなかったが、姉の膝枕でテレビをみたり、朝起きない時には軽いキスや時には姉の胸の柔らかさを手で確かめたりとか、とても他人には言えないような行為もしばしばしていた。
ただ、これは僕に対する信頼感から、怒ることもせずこのようなスキンシップを許してくれている事は自覚していました。


別荘での生活は毎年恒例のものだが、今年は修君が6年・亮君が5年となり、もちろん僕に比べたら背は低いのだが、姉の身長よりもう既に高くなっていた。僕自身がオナニーを覚えたのは5年の時で、体格のいい2人もすでに覚えてるのかとも思われ。姉の事をどんな目で見てるのか気になり、それとなく観察すると、やはり姉の胸や脚、スカートの中を遠慮がちながら見ているのがよくわかり、自分を見ているような妙な気持ちにさせられた。


別荘へ来て4日目の事、僕はすぐ近くにある川に魚釣りに出かけたのだが、途中毎週購読している雑誌の発売日だということに気付き15分ほど歩いたところにあるコンビニ迄足を伸ばした。釣り場で読もうかとも思ったのだが、気楽に寝転びながら、姉の入れてくれたアイスコーヒーでも飲みながらとも考えログハウスに戻ることとした。入り口の扉を開けようとしたところ、中から声が聞こえる。
「自分だけ魚釣りに行ってずるい」と姉に抗議している様子だ。2人の相手にも些か疲れていたので、ここは逃げるに限ると思い、入り口から離れ寝室のロフトの窓へ回り込んだ。ここは東向きに窓が開いており、結構高い位置にあるが木の枝を伝っていけば楽に入ることが出来る。窓を開けていれば、絶好の木陰と風を運んでくる場所で僕のお気に入りの空間であった。アイスコーヒーは我慢することにして、ゆっくり寝転びながら雑誌を読むことに決め込み、靴を脱いでロフトの中に窓から入っていった。この寝室はかなり広く、トイレとお風呂がついている。僕自身が居るのが、このバスとトイレの上にあたり結構広い。
梯子を使えば簡単に降りれるのだが、ここまで来るのはもっぱら僕だけでカーテンを閉めればベッドを置いてるフロアーの方からまず見えることは無い。これで、飲み物と食料があれば、丸一日隠れていることも充分できそうだった。


雑誌に没頭し始めて30分ぐらいたった時の事、兄弟のにぎやかな声と姉の声がしたかと思うと3人が寝室へ入ってきた。カーテンを閉めていて良かったという安堵感と共に何をしてるのだと言う好奇心で、思わず下を覗いた。姉はDVDを持っているようだった。リビングにもテレビはあるのだが、ビデオだけでDVDを見ることは出来ない。去年より話題になってるアニメ大作を予約で購入したのだが、それを3人で見ようとしているのだと理解した僕はここも安息の空間でな
くなったことに軽い失望を感じた。しかし、自分の存在が全く認識されない状態での3人の会話に興味を感じてしまったのでした。

DVDを見始めて30分ほど経過した頃、まず弟の亮君が寝始めた。そうと気付いた姉はタオルケットを持ってきて亮君へ着せ掛ける、もう一枚は寝転んで画面へ見入ってる修君とそのすぐ横に座ってる姉自身の膝へかけたのだった。

「貴一兄さんが奈津姉さんのおっぱいを触ってたね。」と言う言葉が耳に飛び込んできた。
昨日の夜従兄弟達がもう寝たと思って、姉の胸を2.3分間ほどの間悪戯したことを思い出した。なかなか、オナニーも侭ならない生活の為、確かにいつもよりはしつこかったかもしれない。姉のパジャマの間から指を差込、乳首まで悪戯していた。姉の大きな瞳が幾分涙ぐんだ様になったのを覚えているが、それを見られていたとは・・・・。


はっきりと聞き取ることは出来なかったが、なおもそのことについて話しているのは雰囲気でよくわかった。そして次の瞬間、修君の手が姉の乳房に伸びタンクトップに包まれたその柔らかい女としての特徴的部分は、その手が思うが侭に形を変えるようになるまでに多くの時間を必要としなかった。亮君の目を覚ますことがない様に、抑えた声で叱るのであるが、しっかりと左手で腰を抱き一度捕らえた獲物を放す事がないようにし、右手はまだ僕自身がしたこともないような乱暴な動きで姉の乳房をもてあそんでいた。タンクトップは上にたくし上げられ、薄いピンク色をしたブラジャーが見える。そのとき突然亮君が
寝返りを打った。驚いた姉は自分の上半身と修君の頭部をタオルケットで覆ってしまった。
観念したように姉は目を閉じ、まるで痛みにでも耐えるかのような表情で乳首に走る感覚に備えようとしていた。やく、15分ほど時間が経過した頃、剥き出しになった乳房の頂点に鮮やかに充血した姉の乳首が覗く。修君の頭部は姉の両足のつけねの辺りに留まり、静かな争いが別の部分ではじまったのだった。

続く

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