銃弾入り脅迫文「山本太郎殿　近日中に射殺します」

　東京・銀座郵便局で２１日、山本太郎参院議員（３８）宛ての封筒の中から散弾銃の銃弾１発が発見されていたことが分かった。「近日中に射殺します」と書かれた脅迫文も同封されていた。１３日には参院議員会館の事務所宛てに刃物入り脅迫文が届いたばかり。警視庁は山本氏が天皇陛下に手紙を手渡したことに対する嫌がらせとみて脅迫容疑で調べている。

　山本氏のもとに、ナイフに続いて今度は銃弾が送りつけられた。

　警視庁築地署などによると、この日午前９時１５分ごろ、東京・銀座郵便局の職員がエックス線検査で山本氏宛ての不審な郵便物を発見し、同署に連絡。山本氏の事務所関係者が立ち会って開封したところ、封筒のなかに、散弾銃の銃弾１発が入っていた。

　さらに１枚の紙に「山本太郎殿　近日中に射殺します」と書かれた脅迫文も同封されていた。封筒の裏には差出人の名前と「天誅」の文字が書かれていた。同署は「文字はマジックのようなもので、すべて手書きだった」と話した。

　１３日に参院議員会館にナイフが入った封筒が届いたばかり。封筒には「近日中に刺殺団を派遣します」と印字。差出人には「日本民族独立解放戦線総裁」という団体名と個人名が書かれており、住所は兵庫県三田市役所になっていた。

　今回の手紙は住所は書かれておらず、消印は２０日付で千葉県内の郵便局だった。差出人の名前も前回とは別の名前が記されていた。同署では「両方の封筒の送り主に関連性があるのかは、今のところ分かっていない」としている。

　山本氏のもとへ連続して送られてきた脅迫状。１４日には宮内庁の風岡典之長官が、刃物が入った封筒が届いたことに対し、天皇陛下が心配されていることを明かしていた。山本氏の事務所は「警察にお任せしているので、今は何も話せない」とコメントした。

（2013年11月22日06時02分  スポーツ報知）

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