鳥谷との黄金二遊間解体！？阪神・西岡に三塁コンバートプラン

鳥谷（右）と鉄壁の二遊間を誇った西岡（左）。来季は三塁コンバートで解体される可能性が出てきた【拡大】

　小泉元首相の名言「改革なくして成長なし」を思いだす。来季、９年ぶりのＶ奪回を目指す虎も、まさにその思い。二塁手としてベストナインに選出された西岡に、三塁への転向案が浮上していることが、球団幹部の話から判明。鳥谷との鉄壁二遊間の解体から最強内野布陣の構築へ－。和田虎の仰天プランが、明らかになった。

　セ・リーグでは自身初。ロッテ時代の３度は遊撃手で、二塁手としては初のベストナインに輝いた西岡は「選んでいただき、ありがとうございます。ファンの皆さん、チームの皆さんにも感謝したいと思います。必死に１年間頑張ってきた結果を評価していただけたことは本当にうれしく思います」と球団広報を通じて喜びを語った。

　２位の菊池（広島）に５３票差をつける、１５５票を得ての圧勝当選。３年ぶりの日本球界復帰となった今季は、虎不動の１番として１２２試合に出場した。リーグ７位の打率・２９０、４本塁打、４４打点の好成績をマークした。守備では、軽やかなグラブさばきで、同じくベストナインに選ばれた鳥谷と強固な二遊間を形成し、鮮やかな併殺を何度も完成させた。

　天地がひっくり返ろうと、来季もこの「タカシ＆ツヨシ」のコンビは不動－。そんな固定概念を覆す動きが出始めた。それが西岡の三塁コンバート構想だ。

　前日２０日に秋季キャンプ（高知・安芸）を打ち上げた和田監督は「（白紙の）ポジションが多い。今までどうしても（レギュラーとの）差があったけど、その差が埋まりつつある」と定位置争いに関して“フラット”を強調した。

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